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エクソフォニー 母語の外へ出る旅

多和田葉子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2003/08/22
JAN 9784000222662

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商品レビュー

4.2

11件のお客様レビュー

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2017/04/26

2部がテレビドイツ語会話とは知らなかった。ドイツ語の単語についての感覚が鋭い。ドイツ語の勉強にもなる。

Posted by ブクログ

2012/08/12

日本語とドイツ語で創作や自己翻訳を行っている多和田葉子氏のエッセイ。 ダカールからマルセイユまで、世界の様々な都市を巡りながら、著者の言語に対する 鋭敏な感覚で「母語の外へ出る旅」の様子が描写されている。 表題にも含まれる「エクソフォニー」というのは、「母語の外へ出た状態一般を...

日本語とドイツ語で創作や自己翻訳を行っている多和田葉子氏のエッセイ。 ダカールからマルセイユまで、世界の様々な都市を巡りながら、著者の言語に対する 鋭敏な感覚で「母語の外へ出る旅」の様子が描写されている。 表題にも含まれる「エクソフォニー」というのは、「母語の外へ出た状態一般を指す」らしい。 多和田が紹介したことにより、日本の文学研究でもこの語が使われ始めたとか。 フツーな感覚から考えたら、日本語で書ける作家が、なぜわざわざドイツ語でも書くのか、疑問に思うだろう。 当然、日本語のほうが自由に操れるはずだし、効率よく書けるはずだ。 子どものころからドイツに暮していたならともかく、彼女がはじめてドイツで生活したのは大学を出てからだ。 こうした疑問に対する多和田の答えは、エッセイの中に書かれている。 「わたしはA語でもB語でも書く作家になりたいのではなく、むしろA語とB語の間に、詩的な峡谷を見つけて落ちて行きたいのかもしれない。」(p.32) なるほどねー、 とすぐに納得できるような話じゃないけど、なんとなく分るよ。 しかし、これじゃあ著者の自己満足に過ぎない、と思うひともいるだろう。 だいいち、ほとんどの読者は日本語かドイツ語のどっちか一つしかできない。 「詩的な峡谷」を、読者は著者同様に見つけることができるのか? まあ、百聞は一読に如かずということなので、実際に彼女の作品を読んでみるのが手っ取り早いだろう。 で、読んだのは『旅をする裸の目』だが、これについてはまたいつか。

Posted by ブクログ

2012/07/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

多和田葉子さんの本を読むのは大きな悦びでした。何十年もドイツ語で生活し、ドイツ語で文学をも生む彼女の日本語への捉え方に、魅了されたり、共感したり。確かに、頭の中においての母語の単語のグループ化と、外国語のそれって全然違う。例えば彼女の頭の中では「Zelle(細胞)」と「Telefonzelle(電話ボックス)」は同じ場所に記憶されているけど、ドイツ語を母語としている人は大抵「細胞」は生物学の分野、「電話ボックス」は日常生活の分野に分類されている、など、こういうの、私の頭の中にも日本語学生の頭に中にも、面白いのがたくさんあると思う。 そういった面白い違いを拾って取り入れた彼女の詩のような文章がすごく新鮮でした。 あと、距離が離れているからこそ日本語に対して厳格(偏狭?)になってくる現象、あるある。私もネット上の文法間違いや顔文字過剰使用や意味不明文等に対して自分の忍耐力がどんどんなくなりつつあるのに気づきます。そういう疲れた時にもまた彼女の文章は静かに効きます。

Posted by ブクログ

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