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夜明け前のセレスティーノ 文学の冒険シリーズ

レイナルドアレナス(著者), 安藤哲行(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 国書刊行会
発売年月日 2002/03/25
JAN 9784336040305

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商品レビュー

3.6

11件のお客様レビュー

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2020/12/26

強烈。当時のキューバで息の詰まる閉塞的な生活を強いられてきた様子がありありと伝わるが、二十歳でこれを書いてって、狂気すぎる。南米マジックリアリズムの幻想とかの枠の中では収まらないような。時代的には昔を描いたと思うが、少年?もっと幼いのかな、現実と幻想の狭間で揺れ動く日常。いとこの...

強烈。当時のキューバで息の詰まる閉塞的な生活を強いられてきた様子がありありと伝わるが、二十歳でこれを書いてって、狂気すぎる。南米マジックリアリズムの幻想とかの枠の中では収まらないような。時代的には昔を描いたと思うが、少年?もっと幼いのかな、現実と幻想の狭間で揺れ動く日常。いとこのセレンティーノが詩を書くことで周囲の恥さらしとなっているが、リアル社会では、表現することを禁じられた作者の叫びなのかな。子供の想像力が余りに狂気に描かれていて不安がつのる。前衛芝居を見せられたような気まずさなんだよなあ。

Posted by ブクログ

2014/09/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

キューバの作家、レイナルド・アレナスの長編小説。 主人公の少年の目に映る世界は、古典的な物語のように起承転結の一貫した筋として認識されるのではなく、奇怪なイメージと虚構の出来事の継ぎ接ぎで捉えられます。 頭が二つついたトカゲ、女性の顔をもった蜘蛛、井戸に飛び込んで無事でいるはずのない母親が何事もなかったかのように次のページではふるまっている…。 この小説にあるのは、現実と幻想の世界の混淆などではなく、徹頭徹尾幻想の世界です。 そして、主人公の家族たちは、いとこの詩人セレスティーノに害意を抱き、まるで詩人の想像力を斧(アチャ)で刈り取ろうとするかのよう。 奔放なイメージの基調となっている大人たちの恐ろしい狂気の世界こそ私たちの生きる現実なのでしょう。 しかし、これが処女小説とはアレナス、恐るべし。

Posted by ブクログ

2011/09/29

 幻想と現実の境目があいまいな世界をつづった、長い散文詩のような作品。内容はグロテスクなのに、言葉が鮮烈で美しい。原文はもっとリズムのある言葉遊びがされているのではないか。  「書きたい」という衝動にあふれ、まっすぐに伝わってくる。  自伝である「夜になる前に」を読んでいたので...

 幻想と現実の境目があいまいな世界をつづった、長い散文詩のような作品。内容はグロテスクなのに、言葉が鮮烈で美しい。原文はもっとリズムのある言葉遊びがされているのではないか。  「書きたい」という衝動にあふれ、まっすぐに伝わってくる。  自伝である「夜になる前に」を読んでいたので、作品の背景・世界観が想像できたが、逆に知らないで読んでみたかった。

Posted by ブクログ

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