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長期停滞 ちくま新書

金子勝(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/
発売年月日 2002/08/20
JAN 9784480059581

長期停滞

¥110

商品レビュー

3

7件のお客様レビュー

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2017/02/15

主流派経済学に対して果敢な批判を続けてやまない著者が、平成大不況下におけるグローバリゼーションと不良債権問題の原因分析と対策を論じた本です。 著者の批判する「主流派経済学」の立場には、多くの問題が付きまとっていることは確かで、環境問題や格差問題、あるいは地方経済の衰退といった問...

主流派経済学に対して果敢な批判を続けてやまない著者が、平成大不況下におけるグローバリゼーションと不良債権問題の原因分析と対策を論じた本です。 著者の批判する「主流派経済学」の立場には、多くの問題が付きまとっていることは確かで、環境問題や格差問題、あるいは地方経済の衰退といった問題にどのように対応するべきかということは、政治的・社会的な観点も含めて幅広い視点から考えていくべきだと思います。また、セーフティネットの整備を求める著者の主張にもうなづけるところはあるように思います。 しかしながら、本書で展開されている現状分析が、著者が批判している主流派経済学に匹敵するだけの根拠を持っているかという点には疑問が残ります。景気循環の3つの波動が重なるという話や、世界恐慌とのアナロジーについての解説は、現代経済史を一つの「ストーリー」として描き出して見せるという意味ではそれなりにおもしろく読めましたが、それ以上の意義があるとは思えませんでした。

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2010/08/20

[ 内容 ] 一九九〇年代にはバブル発生とその崩壊の波が世界中をおそい、最後に資金が流れ着いたのがITに沸くアメリカだった。 グローバリゼーションの進展により、各国のアメリカへの輸出依存度が極限まで高まっていた矢先、アメリカのバブルがついにはじけ、世界は同時不況に突入した! デフ...

[ 内容 ] 一九九〇年代にはバブル発生とその崩壊の波が世界中をおそい、最後に資金が流れ着いたのがITに沸くアメリカだった。 グローバリゼーションの進展により、各国のアメリカへの輸出依存度が極限まで高まっていた矢先、アメリカのバブルがついにはじけ、世界は同時不況に突入した! デフレ型の世界同時不況は、大恐慌期以来の七〇年ぶりの事態である。 この「長期停滞」の時代を、どのように理解すればいいのか。 果たして脱却の道はあるのか。 歴史的考察を通じて現在の日本経済および世界経済の位相をとらえ、日本の経済政策の転換を促す、注目の論考。 [ 目次 ] プロローグ 市場原理主義は論理破綻した 第1章 長期停滞という現象 第2章 グローバリゼーションの第三局面 第3章 ゆっくりとしたパニック 第4章 不良債権問題が致命傷 第5章 迷走する経済政策 エピローグ 長期停滞を超えて [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2007/12/12

途中から速読。02年刊行。さまざまなデータや知識を使い当時のデフレは大恐慌時代と酷似と分析し、小泉政権への警鐘を鳴らし続ける。興味深く読めたが、最後に提言が無いため文句だけで終わってしまった感が否めない。ここまで分析するなら、著者なりの打開策を述べたら、とても面白い本になったと思...

途中から速読。02年刊行。さまざまなデータや知識を使い当時のデフレは大恐慌時代と酷似と分析し、小泉政権への警鐘を鳴らし続ける。興味深く読めたが、最後に提言が無いため文句だけで終わってしまった感が否めない。ここまで分析するなら、著者なりの打開策を述べたら、とても面白い本になったと思う。広い視野で述べており、じっくり読むべき一冊。

Posted by ブクログ

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