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サバイバー・フェミニズム

高橋りりす(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 インパクト出版会/
発売年月日 2001/04/07
JAN 9784755401077

サバイバー・フェミニズム

¥220

商品レビュー

5

3件のお客様レビュー

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2013/04/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

サバイバーよ、勇気を出すな。 “性暴力やセクハラ被害に遭ったら「泣き寝入り」しないで、 「勇気を出して」裁判を起こして闘いましょう”そう簡単に言ってしまえるすべての人へ ―性的被害のサバイバーである著者の初のエッセイ 私が漠然と思っていたコト それは 声をあげること、あげないことについての疑問  あげたことで英雄視される、と同時にその先駆け  道を開くものとの役割がついてまわるような・・・?  あげないヤツは弱虫だ、という無言の風潮があるような気がするのは 気のせいか・・・? その声があまりに過激で 聴く側が辛くなるようなら  望む様な被害者像を強いられる 「サバイバーの話は整理されていないから聞けない」 「生々しすぎていたたまれない」 「感情的になり過ぎてるから ダメなんだ」 声をあげずに墓場まで持っていくつもりでいれば   訴えなかったあなたが悪い 声をあげないことは あるのに ないことと されてしまう  沈黙は同意なの・・・? 援助の世界でさえ 起きていると言われる認知的暴力  主流社会(マジョリティ)では 自分達の世界では起きないと 言わんばかりに 影響を受けないように 援助の利用者の現実に蓋をする しかし声をあげることへのリスク   あげたことでさらに直面する当事者でないと分からない問題 そしてあげないことで直面する問題  (もちろん当事者だって一人ひとり環境や抱えているものは違う) だからこそ 当事者でないものが発する言葉の責任やおもみ  当事者と援助側への問い 傍観者としての言葉が与える影響 私のそういう疑問をひも解くきっかけになった原点的な本だ

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2007/10/04

けっこうしんどかった。読み飛ばしちゃいけない。 読むごとに頭に浮かぶことを流さずに考えたくて、ゆっくり読んだ。 「私の与えるものを素直に感謝して受け取るならば愛してあげる」という親みたいな善意を怖いと思った。 だけど私は多分そういうことを平気でする側だ。 理論は武器。武器を使...

けっこうしんどかった。読み飛ばしちゃいけない。 読むごとに頭に浮かぶことを流さずに考えたくて、ゆっくり読んだ。 「私の与えるものを素直に感謝して受け取るならば愛してあげる」という親みたいな善意を怖いと思った。 だけど私は多分そういうことを平気でする側だ。 理論は武器。武器を使って守りたいものは感情。 理論に合わせて感情を殺させるような(しかも殺されるのは自分ではない)本末転倒をしないように、こういう視点を忘れちゃいけない。

Posted by ブクログ

2007/05/25

 高橋りりすさんの芝居「私は生き残った」を見て、その後この本を読んだ。りりすさんの第一印象は、意思が強そうではっきり物を言う聡明な方、なんだが、そしてそれはたぶん実際そうなんだが、でも、何かを言うか言わないかは、そのときそのときで、各自が自己決定してよいのだし、可能なとき/不可能...

 高橋りりすさんの芝居「私は生き残った」を見て、その後この本を読んだ。りりすさんの第一印象は、意思が強そうではっきり物を言う聡明な方、なんだが、そしてそれはたぶん実際そうなんだが、でも、何かを言うか言わないかは、そのときそのときで、各自が自己決定してよいのだし、可能なとき/不可能なときを自己申告してもよいのだ。  セクシュアル・ハラスメントが法廷闘争で闘われていた当時のことを書く中で、そもそも社会運動って何?個人と運動、個人と社会の関係はどう?ということを深く考えさせられる。フェミニズムとて例外ではない。ただし高橋さんの文章からは、フェミニズムという思想へのある種の愛情が湧き出してくるのだ。 【和光大】367.1//141 【登録】2007.05.25.

Posted by ブクログ

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