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傷(上) 邦銀崩壊 文春文庫

幸田真音(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋/
発売年月日 2001/05/10
JAN 9784167656010

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商品レビュー

3.3

4件のお客様レビュー

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2010/05/28

邦銀のニューヨーク支…

邦銀のニューヨーク支店で投身自殺をした銀行員、そのダイイングメッセージ「NUH]の示すものは何か、邦銀に恨みを抱くキャリアウーマン州波との係わりは?飽きさせることのないストーリー展開です

文庫OFF

2017/06/30

複数巻の長編を平行に読破しよう月間。まだやってるよ。 というわけで、なんかハードそうなのを。 暴力団との繋がりや大蔵省の完了に見放されて破綻しかけた康和銀行。その破綻の前兆なのか、ニューヨーク支店の課長が自殺する。面識の有った人たちがその謎に近づいていくとともに、康和銀行の救済...

複数巻の長編を平行に読破しよう月間。まだやってるよ。 というわけで、なんかハードそうなのを。 暴力団との繋がりや大蔵省の完了に見放されて破綻しかけた康和銀行。その破綻の前兆なのか、ニューヨーク支店の課長が自殺する。面識の有った人たちがその謎に近づいていくとともに、康和銀行の救済計画が持ち上がるが…。 プロローグから男だか女だかわからないキャラクターが、レバレッジだの何だのテクニカルタームと、ニューヨークの地名バリバリで置いてけぼりを食らう。が、芹沢の章になった途端にスケールが小さくなるんだな。ということで読みやすくなります。 ということで、さらさらと読める上巻。あいにく、この業界には疎いを通り越して無知なので、小説なんだろな、程度の読み方。その中に「拓銀破綻」「山一倒産」なんていう現実の話も入ってくるし、トヨタとソニーをもじった会社が参入してくるし、モデルが有るんだか無いんだかかなりモヤモヤする話。知らないだけでアメリカの方の会社ももじってあって、知ってたらにやっとデモするのかな?S&Pはそのままで、コンサルはモルガン・スタンレーか? モヤモヤはそこまでで、本筋の自らによるハニートラップ(?)だけで世界の金融界を手玉に取る謎の女は現実味がほとんどゼロのファンタジーだし、なんかいろいろ混乱する。 銀行トップのダメさと、適応できなくて悪くなっていくストーリーは背景として良いと思うものの、そこにモデルがあるのか無いのか、そのモデルを知っていたら楽しめるのかどうなのかで評価は変わるだろう。全部完全創作で書いているのなら、☆は1つ足しても良い。 余談。会話に「~だわ」「~わ」という語尾がやたらと多く、男性も使っている(女性の登場人物を誤読してる?)ので、オカマなのか関西人なのかと、どうでもいい所で引っかかる。

Posted by ブクログ

2010/12/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ずっと積ん読だった本。やっと読んでみた。 うーん、難しいけどおもしろい。 やっぱり、頭のいい人が書いた作品は読み応えがあるなぁ。 この前読んだラスコーリニコフの日とは比べものにならない。てか、比べちゃいけないけど。 章や節によって時間が前後することもあるんだけど、わかりにくくなることはほとんどなく、ドラマを観ているように、すんなりと理解できる。 本当にイイ作品だなぁと思った。 その一方で、自分の愚かさも実感するわけだが・・・。 それはさておき、上巻最後のニューヨークでの芹沢と配管工とのエピソードは泣けた。本当にジーンときたなぁ。

Posted by ブクログ

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