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大江健三郎(著者), 大江ゆかり

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞社
発売年月日 2001/07/01
JAN 9784022576392

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商品レビュー

4

29件のお客様レビュー

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2023/09/22

あの時代に大江さんのお父様が「シンガポールのゴムマリ」の話にあるような視点を持ってらっしゃったことは流石だと思った。

Posted by ブクログ

2023/05/06

子供向けに書くことを想定していたそうだが、各話にバラつきがあって却って面白くもあった。共感できるところはあまりないものの、自己表現能力の高さは流石だなと思わずにいられない。

Posted by ブクログ

2022/11/19

ノーベル賞作家が、小学校高学年から高校生に向けて書いた16のエッセイ。筆者の子ども時代の思い出や、ご家族との日々のエピソードや思いが、平易な言葉で述べられています。その中の心に残った5つをまとめました。 「なぜ子供は学校に行かねばならないのか」 筆者は今までに2度その事を考えた...

ノーベル賞作家が、小学校高学年から高校生に向けて書いた16のエッセイ。筆者の子ども時代の思い出や、ご家族との日々のエピソードや思いが、平易な言葉で述べられています。その中の心に残った5つをまとめました。 「なぜ子供は学校に行かねばならないのか」 筆者は今までに2度その事を考えたそうです。 一度目は終戦後。学校に行かなくなり、代わりに図鑑を持ち込んで通っていた森で、雨に打たれ、瀕死の状態になったことがあるそうです。回復した筆者は、自分たちは大人になれずに死んでしまった子ども達のかわりに生きている、その子達が見たり、聞いたり、読んだり、体験したりしたことを話してもらい、その言葉をしっかり自分のものにするために学校に来ている、と感じたそうです。国語だけでなく、理科も算数も、体操ですらも、死んだ子どもの言葉を受け継ぐために必要で、それは学校でみんなで一緒に勉強したり遊んだりしないと得られないものなのだ、と快復して静かな喜びと共に学校に行くようになった時、子どもであった筆者ははっきり理解できたそうなのです。 二度目は、筆者の知的障害のある息子さんが小学校に入った時。最初は田舎で家族のんびり幸せに暮らすことも考えたそうですが、現在息子さんが社会とつながる手段に音楽があり、それは家庭の生活で芽生えたものではありますが、学校に行ったからこそ確実になったものだそうです。息子さんにとっての音楽がそうであったように、国語だけでなく、理科も算数も体操も外国語も、自分をしっかり理解し、他の人とつながって行くために大切な言葉です。そのことを習うために、いつの世の中でも、子どもは学校へ行くのだ、と筆者は述べています。 「私の勉強のやり方」 読んでもよく理解できない本を記録しておき、後日読むと思っていたとおり良い本だと確かめることのできることがあります。本と自分のジャストミートは、そのための準備の読書、そしてそこまで生きてくる上での経験がそれを作り出してくれると、筆者は述べています。 子供の時から老人になるまで、自分の中の「人間」は続いています。子供の時に始める自分のための勉強は、切れ目なしに一生続けることができるし、間違っていたと考えることになったら、その時は生き方をやり直すことができます。それも、自分の新しいつながりを発見することになる、と伝えています。 「本を読む木の家」 読んだ方がいいのになかなか続けて読めないとき、筆者は畑の傍らの木の又に板を敷いた「家」にこもり、本を読んだそうです。今ではその代わりが電車で、日ごろは読みにくい本を鞄に入れておくそうで、通学生にも進めています。 「考える」ということは「言葉で」考えることであり、「しなやかに」取り組むことも大切だと述べています。 「取り返しのつかないことは(子供には)ない」 子供にとって、もう取り返しがつかない、ということはありません。いつも、なんとか取り返すことができるのが、人間の世界の「原則」であり、子供自身がこれを尊重しなくてはなりません。ただ、殺人と自殺は例外です。筆者はそう語りかけています。 「『ある時間、待ってみてください』」 子供に取り返しのつかないことはありませんが、どうしても苦しく辛いときには、「ある時間、待ってみる力」を持つことが本当に大切です。 大人になっても、子供の時に持っていたものを持ち続けることになります。勉強したり、経験を積んだりして、それを伸ばしてゆくだけです。子供の時の背後の過去の人たちと、大人になってからの前方の未来の人たちとをつなぐことになるのです。筆者は子供の自殺に胸を痛め、そうエールを送っています。 先に読んでしまった「『新しい人』の方へ」の前に書かれた一冊。どのように学び続け、どのように考えを深めながら生きていくべきか、ということを改めて考えさせてくれる本でした。

Posted by ブクログ

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