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ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」精読 岩波現代文庫 学術19

多木浩二(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/
発売年月日 2000/06/19
JAN 9784006000196

ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」精読

¥825

商品レビュー

3.7

20件のお客様レビュー

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2024/05/04

ベンヤミンのほうも併録されていることを知らなかった、まさにアウラを作品の持つ雰囲気みたいなふうに捉えていたし、受容する共同体に重きを置いて読んでいなかったので、そうなのか〜と思った、ただベンヤミンのほうを読んでよくわからないなと思っていた幾つかの部分がそのままの引用や言い換えです...

ベンヤミンのほうも併録されていることを知らなかった、まさにアウラを作品の持つ雰囲気みたいなふうに捉えていたし、受容する共同体に重きを置いて読んでいなかったので、そうなのか〜と思った、ただベンヤミンのほうを読んでよくわからないなと思っていた幾つかの部分がそのままの引用や言い換えですまされていて、(あくまでも個人的に勝手に)そこをわかりやすくときほぐしてくれることを期待していたから、そうか〜と思った

Posted by ブクログ

2023/08/02

『芸術と政治』という自分の人生のテーマに、深い洞察を与えてくれる本だった。 なぜ逆にここまで出会ってなかったんだろう。 作者のベンヤミンは、ナチスドイツの時代に生きたドイツ出身ユダヤ人で、フランスに亡命したが、フランスがナチの手に落ちるころスペインに逃げようとしてそこでもナチの...

『芸術と政治』という自分の人生のテーマに、深い洞察を与えてくれる本だった。 なぜ逆にここまで出会ってなかったんだろう。 作者のベンヤミンは、ナチスドイツの時代に生きたドイツ出身ユダヤ人で、フランスに亡命したが、フランスがナチの手に落ちるころスペインに逃げようとしてそこでもナチの手にかかりそうになり、最後には服毒自殺をした。 この時代には写真や映画の技術が栄え、本作『複製芸術時代の芸術』においてベンヤミンは、多岐にわたる考察を披露している。 複製によるアウラの凋落、芸術の礼拝的価値と展示的価値、遊戯。これらのワーディングは、非常にわかりやすい。 そして芸術の検討に普遍的な視座を与えてくれる。 その上で、私はベンヤミンが節々に述べる芸術と政治の問題を深く考えたいと思った。 例えば、ベンヤミンは映画が鑑賞者に対して考える隙を与えないといった話の中では、大衆と映画の関係の近さを示している。 たしかに、単純であればあるほど、刺激的であればある程大衆は影響を受けやすいと思う。現代のフェイクニュースの怖さなどにも通ずるところがあるなと思った。 第二次世界大戦以降最大の安全保障上の危機とも言われる今だからこそ読むべき論考だと思った。先の対戦でどのように映像やメディアが使われていたのかというところも気になる。 私見に偏らず、今後本作でベンヤミンが述べるナチスと映画の関係についてはもう少し精読して理解を深めたい。

Posted by ブクログ

2022/10/08

ベンヤミンの複製時代の芸術作品についての解説である。しかし、本文の後に、元本の翻訳もついていることから、1度で2度おいしい、という形になる。翻訳、解説付きで900円で購入できることからお買い得である。  ただし、朝日新聞に書かれていたように、ベンヤミンがメディアは複製である、とし...

ベンヤミンの複製時代の芸術作品についての解説である。しかし、本文の後に、元本の翻訳もついていることから、1度で2度おいしい、という形になる。翻訳、解説付きで900円で購入できることからお買い得である。  ただし、朝日新聞に書かれていたように、ベンヤミンがメディアは複製である、とした記述は見られなかったので、解釈であろう。

Posted by ブクログ

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