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何処へ・入江のほとり 講談社文芸文庫

正宗白鳥(著者)

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商品詳細

内容紹介 内容:塵埃. 何処へ. 微光. 入江のほとり. 今年の春. 今年の初夏. 今年の秋. リ-兄さん
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 1998/01/10
JAN 9784061975996

何処へ・入江のほとり

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商品レビュー

4

3件のお客様レビュー

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2017/10/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 冷静で温度の低い物語が淡々と語られていて読みやすいが、話としての面白さや派手さは少ない。  この文庫の中の話には主人公の行く先が不明で、明確なエンドがない話、『その後はどうなったんだよ……?』と不安しか覚えない話が幾つかあった。  ただ、主人公の憂鬱や不安感、行き場のなさなどの鬱屈した感情の書き方は巧み。読んでいて、あーーーーと視線が遠くへ行って、己の半生を振り返ったり色々と考えたりしたくなる。

Posted by ブクログ

2016/12/30

近代人なるものの理想的なありかたとは モラトリアムにほかならない その退屈に負けて人は、現代社会の野蛮人となりゆく つまり成熟は二つの道だ 無為の人となるか みずからの意思で死を選び取るか? 明治40年から、昭和30年代にかけて書かれた短編を集めたものだが その思想性はまったく...

近代人なるものの理想的なありかたとは モラトリアムにほかならない その退屈に負けて人は、現代社会の野蛮人となりゆく つまり成熟は二つの道だ 無為の人となるか みずからの意思で死を選び取るか? 明治40年から、昭和30年代にかけて書かれた短編を集めたものだが その思想性はまったく古さを感じさせない 悩みにこそ真実がある

Posted by ブクログ

2013/02/25

なにも為し得ない話 しかし、冒頭の料亭へと 健次が再び向かうラストは 冒頭への帰結を果たし、 ひとつの物語の終わり方として 美しいと思う。

Posted by ブクログ

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