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実存から実存者へ 講談社学術文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 1996/11/10 |
JAN | 9784061592575 |
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実存から実存者へ
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自分の興味が”主体”論にないことがよくわかった。社会というか人間集団の巻き起こす相互作用の方に興味があるのである。ルーマンとかである。
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哲学書。 内田樹氏の著書から導かれて。 哲学は不変的な人間の論理を追求したものだが しかし、その哲学者が置かれた環境からの影響は大きい。 エマニュアル・レヴィナスは ユダヤ人としてアウシュビッツ収容所にいた。 家族はほとんど殺されたという。 レヴィナス自身は生を得た。 そして、こ...
哲学書。 内田樹氏の著書から導かれて。 哲学は不変的な人間の論理を追求したものだが しかし、その哲学者が置かれた環境からの影響は大きい。 エマニュアル・レヴィナスは ユダヤ人としてアウシュビッツ収容所にいた。 家族はほとんど殺されたという。 レヴィナス自身は生を得た。 そして、この著書のほとんどが そのアウシュビッツで書かれたものだという。 これは希望をもちにくい状況下でありながら 第二次世界大戦を超えて新たな人間のあり方を 問うた書であるといえる。 以下は書き抜き。 存在とは、存在するという禍いなのだ。 実存は、自分の実存の旅をもつれさせる重み-- それが自分自身にほかならないとしても-- を引き摺っている。 怠惰が、何かに対して無力な歓びのない嫌悪であるかといえば、 それはこの重荷としての実存なのだ。 怠惰は、未来に疲れることだ。 努力は疲労から沸き立ち、疲労の上に崩れ落ちる。 努力の緊張と呼ばれるものは、 飛躍と疲労のこの二重性からなっている。 努力は演戯を排除する。 努力とは瞬間の成就そのものなのだ。 疲れるとは、存在するのに疲れることだ。 愛の特徴は、それが本質的で癒しがたい 飢えだということである。 夜の恐怖は仮借ない実存なのである。 実存者とは、意識なのだ。 現在とは、実存者がいるという事実そのものなのだ。 (実存者の)解放のためには、時間と〈他人〉が必要なのだ。
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P40 あらゆることがどうでもよくなるが、とりわけ自分のことがどうでもよい、といった倦怠感がある。→ずっきゅーん。 そのとき気だるさを抱かせるのは、自分の生活のあれこれの一形態ではなく、その気だるさは実存そのものに向けられている。 P50 怠惰は未来に疲れることだ。→ずっきゅー...
P40 あらゆることがどうでもよくなるが、とりわけ自分のことがどうでもよい、といった倦怠感がある。→ずっきゅーん。 そのとき気だるさを抱かせるのは、自分の生活のあれこれの一形態ではなく、その気だるさは実存そのものに向けられている。 P50 怠惰は未来に疲れることだ。→ずっきゅーん。
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