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底ぬけビンボー暮らし

松下竜一(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/
発売年月日 1996/09/25
JAN 9784480814036

底ぬけビンボー暮らし

¥550

商品レビュー

4

4件のお客様レビュー

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2010/07/19

期待どおり

期待どおり適確で明快な内容。

t1

2013/03/19

昭和の男だな・・・と思う。『豆腐屋の四季』その後。 暑くても発電所の増設に反対しているからクーラーもつけず、日本ペンクラブや文芸家協会も会費が払えないから入れない。甥の結婚式に出す祝儀もない。賞も取り、そこそこ名前も知られている作家としては、本当に苦しい生活だと思う。 しかし、...

昭和の男だな・・・と思う。『豆腐屋の四季』その後。 暑くても発電所の増設に反対しているからクーラーもつけず、日本ペンクラブや文芸家協会も会費が払えないから入れない。甥の結婚式に出す祝儀もない。賞も取り、そこそこ名前も知られている作家としては、本当に苦しい生活だと思う。 しかし、ある意味幸せな人だと思う。 主義に反する仕事はしない。必要以上に貰わない。愛する妻と散歩する時間はたっぷりある。子どもたちはいい子に育っている。 だから、読んでも暗い気持ちにはならない。 この経済状態で夫婦仲が悪かったり、子どもがぐれたりしてたら救われないもんね。 しかし、奥さんはどういう気持ちだったのかな・・・。 こんなにしじゅう一緒にいるのは疲れなかったのか。たまには一人になりたい、贅沢したいわけではないけれど子どもたちにもっといろいろしてあげたい、自分だけのものが買いたい、と思わなかったのか。 思わなかったとしたら、奥さんがすごい。 そういう妻を得ただけで幸せなんだから、お金はなくてもいいじゃないか。

Posted by ブクログ

2010/03/22

ノンフィクション作家松下竜一氏の、細君との愛情に溢れた底抜けに明るいビンボー生活を綴ったエッセー。飾りのない文章はしみじみと心に届く。 それにしてもノンフィクション作家とはこれほどまでに収入が無いものなのかと驚く。本人は好きでこんな生活をしている訳ではないと仰るが、権力の横暴に...

ノンフィクション作家松下竜一氏の、細君との愛情に溢れた底抜けに明るいビンボー生活を綴ったエッセー。飾りのない文章はしみじみと心に届く。 それにしてもノンフィクション作家とはこれほどまでに収入が無いものなのかと驚く。本人は好きでこんな生活をしている訳ではないと仰るが、権力の横暴に物申し、信念を貫く生き方を誰もが出来るわけではない。だからこそ沢山の人々が松下氏をいろいろな形で応援しているのだろう。 こんなにビンボーな暮らしをされている方の本を図書館で借りてしまって心苦しく思い、松下氏の略歴を調べてみたところ、既に故人となられていた。次は新刊を買って、じっくり読むことにしよう。

Posted by ブクログ

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