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深海生物学への招待 NHKブックス775

長沼毅(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本放送出版協会/
発売年月日 1996/08/23
JAN 9784140017753

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深海生物学への招待

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2018/11/05

光合成に頼らず、地球の奥から沸いてくる化学成分で成り立つ深海生命圏のお話。深海でのフィールドワークのよもやま話から、他の星に生命がいる可能性まで、様々な話題を繰り出して飽きさせない。 ・深海の水は南極沖やグリーンランド沖で冷やされて沈みこんだもの。中生代は、今より温暖だったし、...

光合成に頼らず、地球の奥から沸いてくる化学成分で成り立つ深海生命圏のお話。深海でのフィールドワークのよもやま話から、他の星に生命がいる可能性まで、様々な話題を繰り出して飽きさせない。 ・深海の水は南極沖やグリーンランド沖で冷やされて沈みこんだもの。中生代は、今より温暖だったし、南極が他の大陸とつながっていて南極を巡る海流がなかったので、南極海での冷却は進まなかった。代わりに赤道付近で水分が蒸発して高塩分になった(比較的)高温水が深海へ沈み込んでいたと考えられる。 ・深海の圧力に耐えるには細胞壁の柔軟性が大事。深海生物は、細胞壁を構成する脂肪酸のうち、不飽和脂肪酸の割合が高い傾向がある。 ・表層の生物生産は95%が表層でリサイクルされて、5%がマリンスノーなどで深海へ降りてくる。表層での植物プランクトン→動物プランクトンの食物連鎖の強弱は、両者の出現タイミング、フェージングによる。フェージングがよいと表層での生産が増え(北太平洋)、わるいと深海へのおこぼれが増える(北大西洋)。 ・海の食物連鎖には「鉛直移動のハシゴ」がある。昼間、上でエサを食べてきたやつが、下に降りていって捕食者に食われる。これを何層か繰り返して表層の光合成由来の栄養が深海へ、早いと数日で降りる。 ・熱水噴出孔付近などに住むチューブワームは、口も消化器官もなくて共生バクテリアに栄養分を作ってもらっている。バクテリアは硫黄分を酸化して化学エネルギーを取り出し、あとは光合成と同じ過程で有機物を作る。メタン湧水域に住んでいるやつもいて、メタンを還元して硫化水素を作るバクテリアと、そこからイオウ酸化反応をするバクテリアの両方と共生していると著者は予測する。チューブワーム体内で還元的環境と酸化的環境の両方が並存できるかがミソ。 ・なぜか大西洋にはチューブワームが少ない。だがスペイン沖で沈んだ船には11年後にチューブワームが確認された。積荷の穀物が分解して硫化水素が発生したらしい。どこから来たのか?幼生が海の中を漂っているらしいが、鯨の遺骸が幼生の飛び石(または道の駅)になっているのではないかという大胆な説がある。 まだまだ分からないことがたくさんあるのが魅力。

Posted by ブクログ

2013/02/28

偶然見かけたNHKドキュメンタリーのダイオウイカに衝撃を受けた。なんと美しくも巨大な生物が真っ暗な深海に潜んでいることか!ワクワクした。 長沼先生もテレビで時々見かけて、魅力的な人間だな~と思ってた。 というわけで、読んでみました本書。 おもしろかった~。生命に対する長沼先生の賛...

偶然見かけたNHKドキュメンタリーのダイオウイカに衝撃を受けた。なんと美しくも巨大な生物が真っ暗な深海に潜んでいることか!ワクワクした。 長沼先生もテレビで時々見かけて、魅力的な人間だな~と思ってた。 というわけで、読んでみました本書。 おもしろかった~。生命に対する長沼先生の賛歌。生き物に対する畏敬の念と詩情がひしひしと伝わってくる本でした。

Posted by ブクログ

2013/01/28

高校生(いやぷーたろー時代か)のときに読んだ本。 あれから15年以上、先日放送(2013年1月NHKスペシャル。2012年に撮影)のダイオウイカの初映像のように、もうこの本が出た頃とは比べ物にならないくらいたくさんの発見があったんだろうな。 というわけで、一段落したら、この辺の...

高校生(いやぷーたろー時代か)のときに読んだ本。 あれから15年以上、先日放送(2013年1月NHKスペシャル。2012年に撮影)のダイオウイカの初映像のように、もうこの本が出た頃とは比べ物にならないくらいたくさんの発見があったんだろうな。 というわけで、一段落したら、この辺の本を改めて読みあさろうと思います。

Posted by ブクログ

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