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物語としての家族

マイケルホワイト, デビットエプストン【共著】, 小森康永【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 金剛出版/
発売年月日 1992/05/31
JAN 9784772403900

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2015/08/25

物語療法の世界に耳を傾けてみよう。 物語療法の中心点は、相対的影響を調べることで、しみついている「問題」(ドミナントストーリー)を問題として外在化し、引き離すことで探索可能となった問題以外のところ(ユニークな結果)に気付かせることで、問題に新たに立ち向かわせること(オルタナティヴ...

物語療法の世界に耳を傾けてみよう。 物語療法の中心点は、相対的影響を調べることで、しみついている「問題」(ドミナントストーリー)を問題として外在化し、引き離すことで探索可能となった問題以外のところ(ユニークな結果)に気付かせることで、問題に新たに立ち向かわせること(オルタナティヴストーリへの書き換え)である。 solution focusの例外探しを、影響を測ることで外在化させるという感じで特化したのが物語療法。あまり違いがないように思えて仕方ないのだが、物語療法はコミュニケーションシステムというものを想定しないというより、できないというところが大きな違いだろうか。だが、物語療法も、上演する者とそれを観客として見る者を想定しているところをみると、そういうわけでもないように考えられる。物語療法の場合は、観客が必ずしも存在しなくてもオルタナティブストーリーの上演を目指すのに対して、solution focusは観客とのかかわり方を変えていくことを目指す。 かつてこの畠の最前線に立つひとに聞いたところ、システムを想定してセラピーに臨めることができれば、システムがを想定しないセラピーの場合も両方できるようになるということであった。おそらく、それはこの物語療法が対人間の相互作用ではなく、個人と問題の相互作用とみているという実は結局コミュニケーションという手のひらの上にあるからこそ言えるのだ。 物語療法の大きな特徴は、話し言葉だけでなく、書き言葉まで扱えるというところにもあるだろう。特にエプストンの書き起こす手紙は、ホワイトの手紙と違って、彼が紡ぐ物語の世界がセラピー全体を支配できている。エプストンはセラピーの間終始メモをとることに集中しているという。そして、セラピーが終わった後にそれをきちんと書き起こしてCLに届ける。CLの語るCLの世界を自ら手紙と書きなおすことで、CLの世界にてっとり早く入り込む。だが、自分のことばで紡ぎなおすことで、実際には治療の世界にCLを導きいれている。この辺がものすごく鮮やかなのである。 ホワイトの手紙はどうしても治療の世界が中々見えてこない。それはホワイトが話す力でセラピーをしているからだと思う。 このふたりが手を取り合うことで、物語療法の世界はひとつのセラピーとしてのシステムを体系づけることができたのだ。

Posted by ブクログ

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