「超ダメ球団“千葉パイレーツ”の、パイレーツ結成、活躍など、全ナインの白球にかける青春の栄光と挫折を、ポップな感覚とテンポのいいギャグ、あの天才江口の無敵ギャグが大爆発する。」 「一直線にストーリーが進む少年マンガに対して、少女マンガは寄り道を楽しむ余裕があった。少年マンガでも、ギャグマンガにはこの手の書き文字が多かった。江口寿史の『すすめ！！パイレーツ』には作者の好きな音楽（（YMOやクラフトワーク、DEVOなど）やマンガ、あるいは作者周辺の内輪ネタが、あちこちに描きこまれている。」 （『本のリストの本』p050 「マンガの中の本棚に描かれた本のリスト」創元社　より）

久しぶりに読みたくなって 段ボールから引っ張り出してきました。 文庫版で、1～6巻まで。 4巻は、好きすきでよく読み返しすぎていたせいで、 ちょっとダレましたけれど。 いや、でも、飽きはしないですよね。 やっぱり富士一平くんはわたしの初恋のひとです。 かわいいもんなあ… はたちか… しかし、この年になって再読してみると、 「速球しか投げられない」 だの 「なんとかのひとつ覚え」 だといったような、こう、 一平くんひとつとっても、さりげなく辛辣でシビアな 評価がされているんですね。 あと、改めて読み返してみて、 鶴ぼっちゃまはフジョシ的にとてもオイシイなあ、と… 初めて読んだときにはギャグとして笑えたのですが、 ちょっと笑えなくなっている自分が…いました… 成長したのか、退化したのか、はっきりいたしません。