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自薦 THE どんでん返し(3)
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自薦 THE どんでん返し(3)
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商品レビュー
3
11件のお客様レビュー
6名の作家さんの短編集。どんでん返し3作目! 6作の中では「偶然」「ハガニアの霧」「拾ったあとで」「九州旅行」の4作は仲々面白いです。 偶然-俺、俺、詐欺の話、犯人対被害者老女、騙されて…! ハガニアの霧-名画の発見で起きる誘拐事件、薄々犯人は、だろうなと言う感じ。 拾ったあと...
6名の作家さんの短編集。どんでん返し3作目! 6作の中では「偶然」「ハガニアの霧」「拾ったあとで」「九州旅行」の4作は仲々面白いです。 偶然-俺、俺、詐欺の話、犯人対被害者老女、騙されて…! ハガニアの霧-名画の発見で起きる誘拐事件、薄々犯人は、だろうなと言う感じ。 拾ったあとで-路上でお金を拾った事から人生が変わる女性の話。 九州旅行-探偵と作家の殺人現場でのドタバタ劇。 あと ざくろ-意味分からない。 富士参り-導入部分の回収がなく話に無理がある。 と言う所でしょうか。 どんでん返し2より面白かったです。
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全体的に各々の作家の他作品を是非読んでといった具合の作品集。 そんな中でも、一番は、折原一「偶然」。まさに、各々が運びが上手くいったと思ったところでのどんでん返し。 その他、新津きよみ「拾ったあとで」の、あの語りで進む雰囲気も好き。
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どんでん返しと銘打ってるわりに読み終わっての驚きがない。ほとんどの作品が「まあ、そうだよな」という感想。 偶然 オレオレ詐欺に引っかかる女性と二人組の詐欺師のやり取りで話は進む。金を受け取りに来た詐欺師を待っている結末とは。。 地の文の視点をずらすことで読者にとある錯覚を仕掛けてくる。偶然のタイトル通りのオチが良かった。 ざくろ 六十になった女が自分の人生を振り返るという話だが、ひらがな多用の文はまるで子供が書いているように思わせる。結末はどっちとも取れる内容になっているが、この作品を書いたのが北村薫でなく名もない新人であったなら間違いなく酷評されていたと思う。そんなデキ。 富士参り 記憶を無くした長刀の達人の姫様が殺人事件を解決!するのだが、その推理方法が完全にオカルト。人の心の中を覗いて真犯人をってこれは推理なんですかね?短編なのに登場人物もやたら多いしでイマイチな読み物でした。 ハガニアの霧 物置小屋から見つかった有名作家の絵画。所有者の息子が誘拐され身代金代わりにその絵画を要求される。世界で一番深い海、マリアナ海溝にその絵を落とせと指示する犯人の意図とは。 犯人はわかったが動機まではわからなかった。最後はやたら爽やか。 拾ったあとで 自己破産をしに弁護士事務所にやってきた女性の回顧録。 大金を拾ったせいで借金を重ねて最後に女性弁護士に助けを求めた。 オチを含めてこれで説明出来る。 九州旅行 今回一番面白かった作品。マンションの一室で起きた殺人事件を、銘探偵にヒントを与えて貰いながら推理小説家が真相を考えるというストーリー。二人のキャラがどちらも狂ってて好き。殺人事件だというのにそこから小説のネタを探す作家。割と笑えない嫌がらせを仕掛けてくる探偵。こんな悲壮感のない殺人ものは久しぶり。不謹慎!だけど、面白い!
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