本筋は宇宙人のヒロインが地球人の主人公に恋したラブストーリー。主人公の実家が珈琲屋に併設された書店なことが羨ましく思えた。ヒロイン/大鳥希のキャラクター性（侵略者から守る時に死にかけた主人公に心臓を授けて生かす。麦わら帽子とワンピースとボブヘアが似合う。秘密基地のようなバス型の宇宙船に住む。7巻の台詞「広瀬くんが羨ましいと思う時があるよ。優しいお兄さんと明るい凪くん、立派なおじいさんに将来の夢…人を殺せる力を持っていてもそういうものは手に入らないし…どうやって宇宙人の心臓を握り潰せるか考えるよりかは、明日数学で当てられるんじゃないかってことに怯えてたいな…」）、13巻以降に出てきた「地球（実家が神社の小学生に地球の意志が取り憑いたもの）」が印象的だった。

漫画喫茶で読みました。 最終巻。 マナがマハと毒で無理心中しようとするけどマハの毒耐性でマナのみ死んでしまったり、 心臓を返して大鳥先輩が復活したり、 岬一も地球の力で復活したり、 マハが暴走して黒いもやが周辺を飲み込み始めたり、 マハを止めに行ったり、 結界が壊れたり、 過去の凪に会ったり、 なんとか戻れたり、 大鳥先輩の新居祝いしたり（天の海で）、 龍兄がアイラにプロポーズしたり、 マハ・マナの墓（亡骸はないが）にエラメアの花を供えたり、 大鳥先輩に岬一から告白したり、 大鳥先輩の新居祝いの二次会したり（新居で）。 いちおうのハッピーエンドではあるけど、実は多くの問題が片付いていない。 相変らず地球はキルシス・ヤフマナフに狙われている（ゴズとは同盟を結べた）。 しかも港が壊れちゃったので入り放題なので環境的には厳しくなっている。 大鳥先輩は相変わらずオルベリオ人（しかも完全体）のままなので寿命とか身体的な違いが解消されていない。 結婚相手の地球くんも健在。 これからも大変そうではある。 地球人は、地球がオルベリオ人（というかトト）に模して作った結果。 つまり意図的な進化の結果となる。 ちなみにオルベリオ人には身体的な欠点（視力の衰えとか喉が詰まるなど）がないらしい。 中身の構造が違うんだろうか？ まぁ、現代人は意思が通じればスライムやアンドロイドですら大丈夫なので大した問題にならないけど。 アイラが久しぶりに登場。 いつも役にしか立たないな、この娘。 結局、オルベリオの本性って人間体なのか。 あの黒いもやみたいなのは何なんだろう？ この辺りの説明はなかった・・・けど、キルシス人が身体を没収されて追放された姿らしいから、人間体は入れ物なんだろうか。 大鳥先輩を導いたのは、 白縁黒縁の２つの光点がマハ・マナ、 トゲトゲがマーヤ、 その向こうの複数の光が１４２人の姉妹なんだろうね。 （岬一のときに凪がマーヤに語り掛けた「お前も誰かに会ってたのか？」はこのときのことと思われる。） ちなみに以前の描写を読み返しってみたけど、そんな素振り（つまり伏線）はなかったのが少し残念ではあるね。 点ちゃん 月からの（地球くん）脱出時に大鳥先輩が助けた点滴ちゃん。 実はゴズの王子さまでゾキの弟。 てことは今回手に入れた平穏のキーマンなのでは。