完結編！とっても分厚くて中身も濃厚で、読み応えがありました。 2007年から、11年かけての完結編に胸が熱くなりました。…その間、病気をされ作家活動も一時中断で心配しましたが、こうして復帰後もさらに作品の勢いが増して期待度が上がるばかりです。 今回表紙が森で、ストーリーも森メイン⁇ってなりましたが、そうじゃなくて(笑) 裏表紙の方がヒントになっていました。 あれこれ考えて、今ひとつ本心を片山に伝えられなかった早坂だったけど、ここでようやくです！ 早坂、仕事でも恋でもすごく成長して大人になったな…と思いました。 そして、早坂の高校の先輩だった黒木の登場で片山も男の決意が。 黒木みたいな存在は、片山にとっては初めての心配の種だったんでしょうね。いろんな意味での心配ですよ。悪い人じゃないし、子供はかわいいし、イケメン。そしてトラブルメーカーの奥さんとその男。 でも、黒木をめぐる話にも最後涙が止まりませんでした。親子の絆について考えさせられました。子供には弱い… 病院で意識が戻った早坂が三上見て「天国？」ってつぶやいた場面は思わず頷いてしまいました～ 全体的に見ればかなり重めの話だった気がするのに、気がつけば意外にすっきりとまとまっていて後味がほんとによかったです。 そして、エロ的にも濃厚！絡みシーンのアングルがエロすぎて、体位もバラエティ豊かで、しかもラブラブ。萌えました。片山、エロ魔人。でもただエロいだけじゃなく抱えているものもあって…そんな片山の思いがしっかり描かれた上でのHなので感慨深くさらに萌えました。 小冊子の「全部おまえのもんだ」のところ、グッときました。ステキすぎる… 早坂となら、片山もきっと幸せになれると確信です。 真行寺さんが相変わらずグッジョブなのもステキすぎでした。 あの、三上と森のお話もぜひぜひお早めにプリーズ!!期待しています。