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劣化するオッサン社会の処方箋 なぜ一流は三流に牛耳られるのか 光文社新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2018/09/14 |
JAN | 9784334043735 |
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劣化するオッサン社会の処方箋
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商品レビュー
4.1
65件のお客様レビュー
納得感が高くスラスラ読めた。なぜ、これまでは年を食ったオッサンが尊重され今後はそうでないのかが良くわかった。リスキリングの必要性がよく言われているが、その理由をロジカルに説明されていてわかりやすい。翻って間もなくサードステージに突入する自分の年齢や状況に引き寄せた時に劣化するオッ...
納得感が高くスラスラ読めた。なぜ、これまでは年を食ったオッサンが尊重され今後はそうでないのかが良くわかった。リスキリングの必要性がよく言われているが、その理由をロジカルに説明されていてわかりやすい。翻って間もなくサードステージに突入する自分の年齢や状況に引き寄せた時に劣化するオッサンになっていないだろうか、なりかけていたとしても本の中に書かれているように「もう遅すぎる」と言い訳せずに学び直してアートとサイエンスに強くなり、教養を蓄え100年の人生に備えたい。
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- ネタバレ
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面白く読んだ。 一方で気になったのは以下の点。 1、「今は第三次ガラガラポン革命の前夜」(第二章) 80年周期から組織が一新されるのは2025年前後という予想。明治維新と太平洋戦争終結による組織の一新からの年数からの推論だが、では明治維新以前の80年前は、あるいは160年前は、と考えていくと……。この種の予想は希望を持たせるためのものなのかもしれないが逆効果ではないか。そもそも尋常ではないレベルの外圧や未曽有の敗戦がなければパラダイムシフトができないということになってしまうのではないか。 2、「アートにもサイエンスにも弱いオッサンたち」(第一章) 前著で欧米先進企業と日本企業との対比をくっきりとさせるため「半ば確信犯的に」(p34)日本企業=サイエンスには強いがアートに弱い、欧米企業=サイエンス重視からアート重視へ舵を切っているという図式の強引さをこの本の中で認めている。それと同じように今回の本ではオッサンと対比する形で若者を高く評価し過ぎているのではと思うのだがどんなものだろうか。日本の現実は劣化したオッサンと劣化した若者が増えているというのは悲観的すぎる見方だろうか。 3、主に第五章と第六章 「宗教が規定するエトス=行動様式」(p96)を変えることなく、見えるところを欧米風に変えたところでうまくいくのだろうか。筆者は前向きにいろいろと提言しているのだけれど読んでいる自分としては暗澹たる思いにとらわれた。漱石の「現代日本の開化」の影響を強く受けすぎているのだろうか。
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組織のトップは世代を経るごとに劣化していく、そうして各組織のトップに収まっているオッサンは一流から二流、二流から三流になっていく。 オッサンは長生きはしているものの、それだけでは尊敬には値しない。 ダメなオッサンには、オピニオン(意見)とエグジット(離反)を使って圧力をかけよう。...
組織のトップは世代を経るごとに劣化していく、そうして各組織のトップに収まっているオッサンは一流から二流、二流から三流になっていく。 オッサンは長生きはしているものの、それだけでは尊敬には値しない。 ダメなオッサンには、オピニオン(意見)とエグジット(離反)を使って圧力をかけよう。 若者は、組織外でも生きられるモビリティを獲得せよ。 どっちかというと、若者が読む前提で書かれた本でしたね。無能なのに権力の座にすがっているオッサンにどう対応していくか、ということで、所属した組織へ依存しなくても済むようスキルを身に着け、やめるやめないの選択肢を得るという至極当然な結論だったように思います。 あんまり世の中がーとかは興味ないのですが、書かれていた経団連の惨状が事実だとして、またこんな三流のトップばかりが営利・非営利問わず、あちこちの組織に散在しているのだとすると、事なかれ主義が横行する日本では、かなり悲惨なことになってるかもなあ。と思います。 オッサンとしてはどうすればいいの?というのに関して印象に残った言葉の引用。 >「オッサン」というのは、好奇心を失い、謙虚さも失い、驚きながら学び続けるという姿勢を失ってしまった人たちのことを言うのです。 一つ山登ったら、また次の山に登るとか、そういうたとえをされますが、自分の可能性を信じて挑戦し続けないとダメなオッサンになってしまうということですね。わかってはいるけど、エネルギーが必要。ほどほどにがんばる。
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