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誰にもわかるハイデガー 文学部唯野教授・最終講義

筒井康隆(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2018/05/14
JAN 9784309248653

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商品レビュー

3.6

22件のお客様レビュー

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2023/08/06

哲学、心理学、その手の本は山ほど出ていて難しい言葉が多く並べられていて理解しにくいものばかりでしたが、こちらはセミナーのトークをそのまま活字にしてくれているので、講義を受けているような感覚で理解しやすかった。といっても何度もも読み返さないと本質には辿り着けないかも。

Posted by ブクログ

2022/11/26

とても原典を読む気にはなれない本なので、自分のような初学者には入口として良い本だと思いました。 分かりやすく具体的に噛み砕いて書かれていますが、それでもスンナリとは理解できない。(あたりまえか)

Posted by ブクログ

2022/07/30

1ヶ月で「存在と時間」を読んだ著者による優しい解説。優しいといっても難解な部分は時々あり、筒井先生も「ここはちょっとわからないんですが」なんて言いながら話が進みます。 死を差し迫った可能性として覚悟すると不安になります。不安は自らの内に強い倫理性をもたらします。死を了解すること...

1ヶ月で「存在と時間」を読んだ著者による優しい解説。優しいといっても難解な部分は時々あり、筒井先生も「ここはちょっとわからないんですが」なんて言いながら話が進みます。 死を差し迫った可能性として覚悟すると不安になります。不安は自らの内に強い倫理性をもたらします。死を了解することで「いま私はそれをなすべきか」ということが切迫した倫理的選択となります。何かを選択することは別の可能性を捨てる事になるからです。 死への切迫した覚悟は倫理性の強度を極大化します。切迫性を更に強化した状況、それは死のような出来事が既に起きてしまった状況です。決定的出来事の後から過去を振り返る視線には過去の選択への反省があります。その視線を現在に持ってこれれば何を選択することが最良かという判断の根拠となります。 非本来的な生き方は、死を考えないように生きることです。一方、本来的な生き方とは、その生き方が苦悩に満ちていてもそれを引き受けていくという生き方です。強制収容所から生還したフランクルが『夜と霧』で「生きるとは」について同じようなことを言ってました。死を了解すると至る結論でしょうか。 本来的な生き方は結構な覚悟がいるよなーなんて思いつつ、死を差し迫った可能性とは実感できず油断に満ちた怠惰で快楽に溺れた生活を送ってしまいます。

Posted by ブクログ

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