元々なろうの連載はここで完結。 チカと伴侶達の物語は上下巻のボリュームでいったん一区切り。本巻で子供3人産んで、それどころか、エピローグで最終的に子供9人になってるので凄い笑。 でも、あまり痛そうじゃない出産で羨ましい。 初産の話と、攫われつつ3人目を産む結構ボリューミーな話。異世界召喚の理由づけもあって、上手くまとまった内容だった。

上下巻だったらしい、下巻。 ダグラスとの子供も無事に生まれて、次はゲイルとの子供を…。とチカは健気に頑張ってます。 でもまさかあんなことが起こるなんて。 あのタイミングでチカに起こることと、その伴侶の取り乱しようが恐ろしいけどすごく愛されてるチカが羨ましい。 でもやはり番を失うかもしれないという恐怖は狂いになるんだと絆の深さを思い知りました。 ただでさえ最初にチカを救ってくれた伴侶はやはり並々ならぬ想いがあるんだなぁ。と。彼の瞳も大好きだもんね。ダグラスの嫉妬が爆発してお仕置きにならないように祈ります。 しかし新しく出てきた竜族の彼。あの脳筋…。おバカだけど、全て丸く収まったあとなら本当に笑えるんだけど本当に危なかったよ。マジで。最後の「ちょっくら説明してくるわ」は本当に吹き出しました。死へ向かうつもりか。戻ってこい。 そんなシリアスの中でもコメディはふんだんにありますが、とにかくセバスチャンでしょうか。 要所要所に神出鬼没で現れるセバスチャン。 本当に彼は何物なのか(笑)ちょっと謎が明らかになるところもありますよ。 しかし、最強…。 で、濃厚なイチャイチャもあります！盛りだくさんでお腹いっぱいなほどに。 個人的には、そういうシーンよりも日常的にひっついてイチャイチャしてたり愛しくめでられていたりする方が好きなのですが、そこも大満足です。 エピローグなど、チカ、ゲイル、ダグラス、以外の視点から当事者たちのことを聞くスタイルが好きですのでこのエピローグも好きです。 とにかく何回でも読み直したい作品です。