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世界まちかど地政学 90カ国弾丸旅行記
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 毎日新聞出版 |
発売年月日 | 2018/02/23 |
JAN | 9784620324999 |
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世界まちかど地政学
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商品レビュー
4
24件のお客様レビュー
面白いコンセプトだと思う。短い滞在期間でその国を論じるという割り切り方がすごい。しかも、馴染みの国ばかりで、興味深くもある。一方で、それだけ短い滞在期間であるならば、実際にはいかなくても本書を書けたのではないかという気がしないでもない。読み手の好みが大きく分かれる本だと思う。
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藻谷さんが講演会のついでに、とか時間が空いたから、あるいは計画的になど色々な事情や理由によって自腹で現地にいって歩いて体感した旅行記です。誰かのためじゃなく、自分が見たい知りたいから行くというこの姿勢に圧倒されます。 ちなみにこの本は毎日新聞社のネット「経済プレミア」に寄稿した掲...
藻谷さんが講演会のついでに、とか時間が空いたから、あるいは計画的になど色々な事情や理由によって自腹で現地にいって歩いて体感した旅行記です。誰かのためじゃなく、自分が見たい知りたいから行くというこの姿勢に圧倒されます。 ちなみにこの本は毎日新聞社のネット「経済プレミア」に寄稿した掲載分を単行本化したものだそうです(残念ながら2021.8.30が最終稿)。 旅行記といってもいわゆる観光地じゃない、ちょっと日本からは行きづらそうな所ばかりです。ビザや現地の交通機関などもかなり詳細に調べてから現地へ旅立ち(一種の鉄オタさんみたいな感じでしょうか)、そのあたりの紹介も楽しいです。 現地の紹介はどれも楽しく、地理の全くわからない私は家にある世界地図片手に読みましたが、マニアックすぎて(私の持っている地図がショボいという話もある)地名が検索できないところも沢山ありました。 中程に藻谷さんへのインタビューがあります。そこに地理は歴史の微分、歴史は地理の積分とありました。 以下抜粋「歴史を勉強していない人が外国に行って書くことは、建物がこんなにきれいとかご飯がこんなにおいしい(あるいはまずい)とか。どうしてこのような建築物がたっているのか、どうしてこのよう料理が生まれたのかという歴史的な経緯にまったく触れていない文章は、読んでいて全く面白くないのです。」 ・・・・なるほど、なんかめちゃ納得です。 最終章の自著解説もはぁとため息がでるくらい説得力というか勉強になるというか。地政学に少し興味がでてきてランドバワーだとシーパワーだの一帯一路など知り始めた私ですが、なんというか一人の識者の話を鵜呑みにするのではなく色んな方の話や事実を知った上で納得するというのが庶民のワタシには大切なのだと学びました。 藻谷さんは地政学を「歴史に照らし、ある地理的条件の場所ではどういう人間活動のパターンが繰り返される傾向にあるのかを発見する学問である」と書かれています。また今の時代はハードパワー(軍事力)よりソフトパワー(経済力など)の方がよほど重要な地政学上の要素になっているので他国に進出するのにハードパワーを行使するなど下の下の超低パフォーマンスだと。 紀行先の国だけではなく我が国日本や日本人を含めて痛烈な批判や憂慮なども書かれているけど素直に反省したくなるような愛あるものであり次作もきっと読むぞと心に違いました。 図書館でふと目にして手に取りましたが大当たり。
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政投銀の著者の世界紀行。カリーニングラード、英国、カフカス、スリランカ、東亜三国、南北米州と世界を周っている。筆者が実際に体感したことから考察が展開されているが、その場に行かないと正しいかわからないので何とも言えない。洞察が鋭いことは分かる。本文は視点が一歩引いており、現地におい...
政投銀の著者の世界紀行。カリーニングラード、英国、カフカス、スリランカ、東亜三国、南北米州と世界を周っている。筆者が実際に体感したことから考察が展開されているが、その場に行かないと正しいかわからないので何とも言えない。洞察が鋭いことは分かる。本文は視点が一歩引いており、現地においてもマクロな視点を捨てていないところはやはり政投銀なのかと感じる。気になったのは、本文に通底するリベラリズム(国際政治)的価値観。地政学を類似から地理学的な構造を明らかにすることと規定しているのに異論はないが、国際経済の相互依存が絶対に戦争を引き起こすことはないと固く信じているようだ。経済力(ソフトパワー)一辺倒ではなく軍事均衡とバランスを持った見方も大事と思うのだが。まあ安全保障の分野の人ではないのでそこは話半分に。カリーニングラード:独の北方領土 英国:4地方のBrexit,Irelandとの葛藤 カフカス:民族と資源の混沌 スリランカ:インドと中華の狭間で 東亜三国:鉄道の規格の話 南北米州:QOL街づくり、リチウム、パナマ 旅の極意:定点観測、犬棒、現地人と交流、アナロジー 2022/1/20
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