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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | NHK出版 |
発売年月日 | 2018/01/01 |
JAN | 9784140912492 |
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「明治」という国家 新装版
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6件のお客様レビュー
「明治」というのは、特に司馬遼太郎のように敗戦、戦後の高度成長を知る人にとっては、顧みるべき時代なのだろう。 ただ、それは、今も何も変わらず、日本人としてのアイデンティティを考える際には、この時代を振り返り、何が起こり、誰がいて、その精神はどのようなものだったのか考える必要がある...
「明治」というのは、特に司馬遼太郎のように敗戦、戦後の高度成長を知る人にとっては、顧みるべき時代なのだろう。 ただ、それは、今も何も変わらず、日本人としてのアイデンティティを考える際には、この時代を振り返り、何が起こり、誰がいて、その精神はどのようなものだったのか考える必要がある。 「明治人」から思い浮かべるものとは、 ・無私 ・理想を追い求めるエネルギー ・謙虚さ、学ぶ姿勢 ・柔軟な発想、先入観、固定観念に囚われない ・自らを律する精神 ・根拠のない自信 以下抜粋 ・1920年代のはじめぐらいまでの日本の官界、学界といった学歴社会は、ほとんど士族出身者で占めていました。 その理由は、士族には学問をするという、家中や個々の家々の文化があったこと、廃藩置県によって、勉強をして学校へゆく以外に自分を窮状からすくいだす道がないとされたことからくるエネルギーだったのでしょう。
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司馬遼太郎の明治国家論なのであるが、明治国家そのものというよりも江戸時代からの継承について冒頭の多くを割いて述べており、実はその部分が面白かった。江戸の知識階級とそれ以外の二極分化、補佐政治、江戸時代に培われた多様性と薩長土肥のお国柄、慶喜と勝の精神構造、維新後の西郷の虚無など。...
司馬遼太郎の明治国家論なのであるが、明治国家そのものというよりも江戸時代からの継承について冒頭の多くを割いて述べており、実はその部分が面白かった。江戸の知識階級とそれ以外の二極分化、補佐政治、江戸時代に培われた多様性と薩長土肥のお国柄、慶喜と勝の精神構造、維新後の西郷の虚無など。その後の国造りの話はそこまで真新しくも面白い訳でもない。 なお、講義調であるため、全般に脱線が多くやや論旨を見失いがちになるきらいあり。細かい点で、ドイツが第一次大戦に入った理由をドイツの憲法制度に置いているのは浅薄かなとも思う。
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作家の想像力で好き勝手な事を言ってるに過ぎないのだが(なんて言い方したら怒られそうだが)、確かに読み物としては面白くて、妙に説得力があるのでついつい惹きこまれてしまうところがある。多くの日本人がそうだろうし、この司馬史観が真実味を伴い流布し、そして支持される事により、強固な説とし...
作家の想像力で好き勝手な事を言ってるに過ぎないのだが(なんて言い方したら怒られそうだが)、確かに読み物としては面白くて、妙に説得力があるのでついつい惹きこまれてしまうところがある。多くの日本人がそうだろうし、この司馬史観が真実味を伴い流布し、そして支持される事により、強固な説として君臨しているのかもしれない。ただし、これはあくまでも1人の作家が想像(創造?)した明治国家の姿である事には留意する必要があるだろう。 内容的に気になるのは江戸→明治への繋ぎの部分であり、司馬はこの連続性(非連続性?)をどう評価しているのかがいまひとつわからない。「(徳川・江戸の)遺産」という言い方はしているのだが、作家の場合はフォーカスするのが制度や仕組みといった構造ではなく、基本的に人物(orせいぜい精神文化)になるため、結局は司馬の好き嫌いに依存してしまってるような印象を受ける。
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