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【小説】JORGE JOESTAR
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【小説】JORGE JOESTAR
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
怪作。 確かにジョジョではあるものの、確実にジョジョとは別の〝何か〟。ここにジョジョファンが求めるものは存在しない(と思う)ものの、そーゆーのを特に気にもしないジョジョファンである私は非常に楽しめた。 まずとにかく笑える。カーズ先輩は何かスゲーいい奴になってるし、荒木飛呂彦...
怪作。 確かにジョジョではあるものの、確実にジョジョとは別の〝何か〟。ここにジョジョファンが求めるものは存在しない(と思う)ものの、そーゆーのを特に気にもしないジョジョファンである私は非常に楽しめた。 まずとにかく笑える。カーズ先輩は何かスゲーいい奴になってるし、荒木飛呂彦のキャラクターでも舞城王太郎のキャラクターでもない清涼院流水の九十九十九(あくまで同名の別人だけど)は登場しちゃうし、「ぼくのかんがえたさいきょうのすたんど」みたいなのが登場するし、各部のボス同士が戦うし、杜王町とネーロネーロ島は足が生えて動き始めるで、とにかく笑える。2022年で一番笑った小説は本作だろう。 洪水のようなアイデアも楽しい。スタンドバトルは置き去りに、個々のスタンドがあるギミックを成立させるための理論となる。「そうならこういうこともできんじゃん」的なノリで、もはやSFな現象が生じる。特にキング・クリムゾンとバイツァ・ダストの使い方が驚き。 要は本作は祭りだ。どんちゃん騒ぎが過ぎて上手くまとまっているとは言い難いものの、祭りとはそういうもんだ。とりあえず、「ジョジョとはうんちゃら」などという言説は忘れて、舞城のスピード感あふれる文体に身を預けよう。
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相変わらずの舞城王太郎で、これ誰かの夢の話?っていう感じで進むけど、章の終わり頃には引きのある終わり方するからイヤ(褒め言葉) 「虹村不可思議」と「虹村無量大数」は酷過ぎて笑ってしまった。 パロ名と実名がバラバラなのは何でなんかな? ジョージ・ジョースターは若くして死んだ、の前提で読んでたから結局死ぬのに行き当たるのかなぁと思ってたけど、生きてるのね…。ジョージも城字も。時空超えて電話してたりとかカオス。
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