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からくりサーカス(文庫版)(7) 小学館文庫

藤田和日郎(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2017/11/15
JAN 9784091933270

からくりサーカス(文庫版)(7)

¥550

商品レビュー

5

2件のお客様レビュー

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2019/05/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大半のファンは、この(7)を読んで思った事でしょうが、やはり、藤田和日郎先生は凄いのですね 私が、何に対して、凄い、と思ったのか、それは、この(7)の熱量です 鳴海が子供らから未来を奪う自動人形と、子供達に対して何も出来なかった自分への怒りから、自らが傷付く事も厭わず、自動人形を破壊する悪魔と化した(6)で受けた衝撃は、まだまだ、私の心を揺らしています そんな(6)が、相当に熱かったわけですから、この文庫版で、『からくりサーカス』を初めて読んでいる人は、(7)は少し落ち着くだろう、と思ったんじゃないでしょうか しかし、この(7)は、さすがに(6)こそ超える事はないにしても、熱量はほぼ同じくらいなのです この熱を維持できる闘争心、そこに対し、私は藤田先生の凄味を感じ、嬉しくなるのです それを理解できるようになったのは、藤田先生の『月光条例』などだけではなく、『七つの大罪』や『呪術廻戦』と言った良い作品を読んで、漫画読みとしての、レベルがある程度は上がったからかもしれません 鳴海らが乗る飛行機をハイジャックし、墜落させようと目論む自動人形らとの戦いで、自然と強まる鳴海とギイの友情 これは、私の勝手な印象、しかも、ネタバレしますんで、まぁ、聞き流してくれても構いません。同意してもらえたら、もの凄く嬉しいんですが ギイにとって、加藤鳴海は、初めて出来た同性の親友なんじゃないでしょうか ルシールは先生であり、祖母に近い存在でしょう。他のしろがねには仲間意識こそあるんでしょうが、友情とは言えない関係でしょう。エレオノールは教え子である以上に、守るべき大切な妹。勝は鍛えがいのある弟子であり、希望 ギイと鳴海は、性格的に真逆、口論は多く、手が出る事もある。けど、気が合わないように見えて、意外に相性が良い 自動人形を破壊する、その目的が一致している点を抜きにしても、二人は親友と表しても、さほど問題のない関係なんじゃないでしょうか 初めて出来た親友の鳴海だからこそ、ギイは口では厳しい事を言いながらも、全幅の信頼を寄せられるのです そんなギイの、周りには理解されづらい優しさに、鳴海も気付いたからこそ、強さを発揮し、自動人形を見事に撃破し、危険へ飛び込む親友を、彼らしい言葉で送り出せるんでしょうね 冷静だけど冷酷じゃない、冷徹だけど冷血じゃない、良い意味で常にクールなギイが、自爆しようとするスパッツアから飛行機を、無茶なやり方で守ったのも、鳴海がこれからの戦いで重要な役目を担っている、それをしろがねの本能で感じ取り、なおかつ、エレオノールを託せる男を死なせないって兄としての信念があったのでしょう 改めて言うまでもないですけど、藤田作品の魅力、その一つには、タイプの違う男たちの友情があります また、この(7)では、鳴海、勝、そして、しろがね、『からくりサーカス』の主人公三人が、ほんの一瞬だけ再会し、またも、別れる展開となっています。それが、ますます、読み手の「これから、どうなるの!? 気になる」ってワクワクを膨らませてくれるんですよねェ この台詞を引用に選んだのは、ルシールの強さが伝わってくるので ルシールは現在、自分の人形がありませんから、ギイのように戦えません。鳴海のように、腕っ節が立つ訳でもありません けれど、彼女には、ギイと鳴海にはない、豊富な経験と、体に覚えさせた技術があります 長く生きているからこその戦い方と勝ち方がある、ってことでしょう どの作品にも言える事ですが、藤田先生は、老人に対し、確かな敬意を持っています だからこそ、藤田作品には、若人が憧れる、カッコいいジジィ、ババァが登場するのでしょう 「あんたらは、本当におめでたいね。『しろがね』が、何年、自動人形《オートマータ》を研究してきたと思っているの。あんたら、自爆人形《ディストリュクシオン》を自爆させないやり方くらい、指がとうに知ってるのさ」(byルシール)

Posted by ブクログ

2019/02/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

謎の飛行機が不時着。乗っていたのは!? 仲町サーカスでの日々は、氷のように張りつめていたしろがねに大きな変化をもたらす。そのことをうれしく思う勝だったが、転校先の学校のクラス委員長になぜかライバル視されてしまう。彼女の祖父は、かつて仲町サーカスで道具方を務めていた生方法安(通称:どなりんジジイ)。仲町への協力を拒否する法安だが、しろがねの想いに触れたことで一座に合流することを決意するのだった。 その頃、加藤鳴海たち3人は中国へと向かう飛行機に乗っていた。しかし、彼らを付け狙う自動人形の罠は雲の上にも及び……。(Amazon紹介より)

Posted by ブクログ

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