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空棺の烏 八咫烏シリーズ 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2017/06/08 |
JAN | 9784167908638 |
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空棺の烏
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商品レビュー
4.3
129件のお客様レビュー
今作は武官を養成する勁草院が舞台となっている。ここにきてなぜ養成学校なのかというと、前巻の雪哉の全身全霊をかけた覚悟によるもの。心身共に成長していく姿はとても頼もしい。新たに登場するものたちもまた良いキャラで、衝突しながら信頼関係を築いていく物語はなんだかんだと引き込まれる。なか...
今作は武官を養成する勁草院が舞台となっている。ここにきてなぜ養成学校なのかというと、前巻の雪哉の全身全霊をかけた覚悟によるもの。心身共に成長していく姿はとても頼もしい。新たに登場するものたちもまた良いキャラで、衝突しながら信頼関係を築いていく物語はなんだかんだと引き込まれる。なかなかに容赦ないことをする雪哉を恐ろしく感じる場面も出てくるが、今まで読んできたことを踏まえるとそれだけの決意によるものだと思える。抱え込みすぎる者の心の強さと弱さを合わせ持っているのも分かるからこそ、胸が締め付けられる場面もある。そして、養成学校での話だけに終わらない展開にまたまたググッととのめり込み、やっぱり続きが気になって仕方ない。ちょっと明かすと、猿と金烏と山内のとても密接な関係を窺わせるようなことがチラッと出てくる。事実はいかに?この辺りもとても気になる。 金烏とはどんな存在か?山内とはどんな世界か?過去に何があって未来はどうなるのか?少しずつ明かされていくことにワクワクする。権力や貧富による差別や横暴などにザワザワする。信念による改革と欲望による保守。この辺りの按配もとても良い。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今作も面白かったーーー!!! 読めば読むほど味が出て、登場人物が好きになります。 新キャラの明留、茂丸、千早など、どのキャラも大変魅力的。勁草院を舞台に描かれる学園ものが読んでいて本当に楽しかった。 前作で若宮に忠誠を誓った雪哉が、どんな手段を使ってでも若宮の味方を増やすという信念のもとに、裏でどんな風に動いていたかが明らかにされたシーンは大変驚きました。 また最後の猿が出てきた怒涛の展開。 これからどうなるのか?と、ますます目が離せません。
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面白いです!主人公の雪哉は性格に難がありますが、そこが物語のスパイスになっています。歯切れよく読み進めることができる作品でした。
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