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プリマックス(10) ヤングジャンプC

蒼木雅彦(著者), 柴田ヨクサル

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2017/05/19
JAN 9784088906669

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2017/05/24

ついに完結巻!!最後まで、感想を書けて良かったッッ 行きつけの本屋に一冊しかなくて、かなり焦った。しかし、ラストを手に入れられたのは、私のファンとしての愛が深いからだろうか? リアルタイムで読んでいて、毎週、感想を熱く書かせてもらっていても、コミックスを読むと、感動と歓喜、興奮が...

ついに完結巻!!最後まで、感想を書けて良かったッッ 行きつけの本屋に一冊しかなくて、かなり焦った。しかし、ラストを手に入れられたのは、私のファンとしての愛が深いからだろうか? リアルタイムで読んでいて、毎週、感想を熱く書かせてもらっていても、コミックスを読むと、感動と歓喜、興奮が褪せることなく押し寄せてくる。むしろ、一気に読む事で、面白さの奔流は勢いが増し、一層に好感度が高まった 文句なし、満場一致で殿堂入り!! 最初から最後まで、この『プリマックス』に詰め込まれていたのは、正真正銘、本気、真剣、全力、真実な“カワイイ”だけだった この“カワイイ”ってのは、単なる恰好や容姿、動作の話じゃない まぁ、ざっくりな表現になるが、自分の成りたい自分に成る、それが“カワイイ”だ。自分らしく生きる、自分の力で道を伸ばし、自分の世界を広げていく、これが“カワイイ”だ “カワイイ”には、男も女も、年齢も、立場も関係なく、誰の心にもあり、誰だってやる気さえあれば、カワイクなれる、と先生らは言いたかったのだろう、そう、私は受け取った 正解とかは関係ないし、先生らに褒められたい訳でもない。この『プリマックス』を読んで、そう思え、これからも信じられるのが、私にとって大事なのだ アイドルとして人気を得ていく、のではなく、人間としてどこまで成長できるか、そんな熱い青春コメディだった、一貫して その芯を根元で、しっかり支えていたのが、恋物語だった、と私は確信している “カワイイ”者が“カワイイ”者を好きになり、相思相愛と成り、魂で繋がる、本物かはともかくとして、美しいラヴだ モン太とニーサン先輩、竹雄とツグミは先巻までに恋人同士になっていた。なので、この最終巻で、ツバメ、ワルコ、月子の三角関係にも、一応の決着がついており、ホッとした。一体、どこに着地したのか、それは皆さんの目で確認してほしい また、もう一つ、白黒がハッキリしたのが、空子vs銀河子の姉妹対決。空子はエグく、容赦なく、強靭だった。しかし、最終的に勝者となったのは、妹の銀河子だった 自分こそが「正しい」と思い込み、自分以外が目立つ事を認めず、他人の力は借りるのではなく利用するものと考え、自分は他人を駒として動かす立場と疑ってもいない、何より、“カワイイ”が響かない心を持ってしまった空子には、きっと理解できないだろうな、何で、自分が空子に完全敗北を喫してしまったか 銀河子が空子に勝てた理由は、たった一つ、シンプルなもの、それは愛の力 愛の力で覚醒した者に、敵はないのだ 今現在、YJは『うらたろう』、『妖怪少女-モンスガ-』、『銀河英雄伝説』と言った名作が揃っており、青年誌としての質は、『プリマックス』が最終回を迎えた後も、極端に落ちちゃいない ただ、ファンとしちゃ、やっぱり、この黄金タッグに戻ってきてほしい。できりゃ、この最高なんか、簡単に超える第二部を読みたい。日本のアイドルの頂点に立ったプリマックスだけど、まだまだ、認知度は十分じゃない。しかも、世界には怪物級の“カワイイ”がいるかもしれない。アイサキアオを筆頭にした、そんなハイレベルなライバルと真っ向から“カワイイ”で戦い、より成長していくストーリーを読みたい。もちろん、面々の恋模様がどうなるか、も気になる。相手しか見えていないモン太とニーサン先輩はともかく、事実上、カップルを通り越して夫婦になったようなもんである竹雄とツグミにゃ、これから、問題が襲ってくるだろう。二人なら大丈夫、と根拠なく信じられるからこそ、そこがファンとしちゃ見たいのだ どの回も“カワイイ”しかなかったが、とびっきりに“カワイイ”だったのは、#96「オンリーカワイイ」だった。定義は色々だろうが、アイドルとファンの心が一分の狂いもなく一致、重なってこそ、最高のステージだろう この台詞を引用に選んだのは、ズギャアアアアン、と貫かれたからだ。力あるコトバってのは、こういうものか。最終巻で、プリマックスのメンバーではなく、この人の名言を挙げて、ファンとして恥ずかしくないのか、と詰られても気にならないほど。むしろ、これこそが『プリマックス』って最高の漫画を端的に伝えている、と言い返したい。人間、何にでもなれるし、何でもできる。“カワイイ”があれば、どこにだって行ける!!

Posted by ブクログ

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