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SMAPと平成ニッポン 不安の時代のエンターテインメント 光文社新書858
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2016/12/01 |
JAN | 9784334039615 |
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SMAPと平成ニッポン
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商品レビュー
3.7
6件のお客様レビュー
2021年12月17日読了。2016年のSMAP解散騒動~解散否定のドタバタの中で刊行された本。類書を最近読んだがそちらはマスコミの報道姿勢・ジャニーズの体制批判の側面が強かったが、こちらは「アイドル冬の時代」にデビューし鳴かず飛ばずだったSMAPが国民的アイドルになった戦略・プ...
2021年12月17日読了。2016年のSMAP解散騒動~解散否定のドタバタの中で刊行された本。類書を最近読んだがそちらはマスコミの報道姿勢・ジャニーズの体制批判の側面が強かったが、こちらは「アイドル冬の時代」にデビューし鳴かず飛ばずだったSMAPが国民的アイドルになった戦略・プロセスを「時代と人々の不安に寄り添った」ことであるとし、その偉業を称えるような記述になっている。好きのない完成品を見せるのではなく、完璧ではなくときに失敗しながら、才能・努力を生かして成長していく、そのプロセスが見る側の共感を産んだ、ということか。震災やバブル後の低成長など、様々な「不安」に覆われた日本にはSMAPはたしかに必要な存在だったのだと思うが、令和の時代にも形を変えながらSMAPが残っていくような、そんな未来は本当にありえなかったのかねえ…。
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「SMAPと平成ニッポン 不安の時代のエンターテインメント」 今年で平成が終わる。そこで平成最大のアイドルであったSMAP(個人的にはそう考える)を振り返る。 そもそも何故SMAPは解散したのか本当の理由は定かではない。マネージャーと副社長の衝突し、結果マネージャーが退社する...
「SMAPと平成ニッポン 不安の時代のエンターテインメント」 今年で平成が終わる。そこで平成最大のアイドルであったSMAP(個人的にはそう考える)を振り返る。 そもそも何故SMAPは解散したのか本当の理由は定かではない。マネージャーと副社長の衝突し、結果マネージャーが退社することになり、それにSMAPが巻き込まれたというのが大筋の流れである。これがどこまで正しいのか不明(私はそもそもメディアが流す情報はほぼ信じない)で、真実が明かされることは無いかもしれない。 解散報道が流れた時、(もし大筋の流れが正しいならば)、副社長もマネージャーも何してんだよ!と率直に思いました。SMAP×SMAP最終回も切なく感じ、中居正広のラジオの最後の呼びかけなんて「あぁ、言えないこととかあるんだろうな」とか考えてしまった。昔から見ていたアイドルがいなくなるというのは、こんなに切なくなるものかと。もうSMAPの歌をSMAPが歌うことは無く、メディアも事務所に忖度してるのかスルーし、今でも哀しいものだ。 本書はそんなSMAPを平成の時代と共に振り返っている。多くの苦難の歴史やメンバー一人一人の分析検証、時代背景とSMAPの関係性などを社会学者として語っている。エンタメ系の本は作者の熱があらぬ方向にいきオタ本と化しているものや特に目新しい情報がないぺらぺら本も多い中、本書はちゃんとしてる印象。ところどころ印象深い表現を使っている辺りオツ。 SMAPの存在はそうした長年応援を続ける熱心なファンとの固い絆だけで語り尽くせるものでは無い。もう一方でそこまで熱心とは言えないまでもテレビなどで彼らに接してきた多くの一般の人々もまたファンであり、そんな人々にとってもSMAPはそこにいるのがごく当たり前のような存在になっていたと言うことがある。 この部分は、そうだよねと腹落ちしました。ファンはきっとSMAPを再結成して欲しいとかメンバー一人一人が納得してくれたら良いとかいろんな感情が交錯しているのだろうな。個人的には、またSMAPがSMAPの歌を歌っているのを見たい。いつかライブに行くのが夢だったので。 後、目指せ!香取慎吾の服屋さん(今はファンで一杯みたいなので待ち)。
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SMAPがなぜ従来のアイドルの枠を超えた人気をここまで集めたのか、平成と共に始まったSMAPの快進撃の秘密を解き明かす。それまでのアイドルはファン層が同年代だったが、彼らは幅広い老若男女に愛された。平成のクレージーキャッツ、あるいはドリフターズというとピンと来ない面があるが、確か...
SMAPがなぜ従来のアイドルの枠を超えた人気をここまで集めたのか、平成と共に始まったSMAPの快進撃の秘密を解き明かす。それまでのアイドルはファン層が同年代だったが、彼らは幅広い老若男女に愛された。平成のクレージーキャッツ、あるいはドリフターズというとピンと来ない面があるが、確かに社会学的には同じ現象なのだろう。5人(及び独立した森克行君)の活躍の歴史を辿りつつ、SMAPが解散した今の時点で、凄く大きな淋しさを感じる。
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