面白かった！良いとすすめられていたので、気になってはいたんだが、先日全巻セット激安からさらに５０％オフで発見し、ゲット。１冊５０円以下価格だった、ありがたい。ガツガツ読んだ。 食べ物（美食）が世界のクライテリアで、全てが美食度で換算される世界。戦闘も全て美食。読み始めてすぐは、HxHの美食ハンター？、そして小松の顔が嫌、、とか思ったが、ところがどっこい、すぐに何にも気にならんぐらい引き込まれた。戦闘シーンの両手カトラリーでシャキーンシャキーンってするのがカッコええと思えてくるのが不思議（笑）。 ラスト、結婚式でベタな大団円かい、、と思いきや。良いラストだった。タイトル人物のトリコ、とても魅力的。

トリコ読みながら並行して中学生ぶりにたけしも読み返してた。 当たり前だけどしまぶーの絵ってめっちゃ進化して行ってるんだなーと実感した。 ギャグは控えめだがコレはコレで。 もし小学生の頃に読んでたら、 給食で手を合わせて下さいの後に「この世のすべての食材に感謝を込めていただきます」って元気良く言ってたかもしれないなと思った。

息子に全巻買ってやる、と約束したときは、まだ2〜3巻しか出ていなかった『トリコ』が43巻にも及んで完結した。 グルメ細胞とかグルメ界とかグルメ神社とか、なんにでも「グルメ」をつけりゃいい。なぜなら「グルメ時代」だから。360°頭の悪そうな設定でいながら、だから小学生の心を掴んだのではないだろうか。チビッコからの応募の食材もよく出てくる。そんな、古き良き漫画の雰囲気もある。 だがベタかというと、ベタの斜め下をいくような展開やキャラクターが登場する。なかなかにユーモアとスピードがある。少年漫画の、というかジャンプ漫画の宿命で、バトルばかりしているし、敵はインフレが激しいし、でもそれも愛嬌だろう。 結局息子にかってやるという約束を果たしていなくて、「トリコ」を見るたびに心苦しく思う。いまから全部買って送りつけたら嫌がるかなあ。エヘヘ。 かように漫画は完結までに時間がかかり、人をとりまく環境も変わってしまう。願わくばアンケート制度にとらわれない、適切な長さの漫画が生まれてきて欲しい。WEB連載って、そういう感じなのかな…。