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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2016/11/30 |
JAN | 9784047343528 |
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この恋と、その未来。 三年目 そして
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この恋と、その未来。 三年目 そして
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商品レビュー
3.6
5件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2018/5 9冊目(通算80冊目)。続きが気になり、一気に読了。やや駆け足気味ではあるけれど、それぞれのキャラが無事収まる結末にホッと一安心。色々と思うところはあるけれど、感想はこれだけです。
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読み終わって一番の感想は「良かった。いろんな意味で」 ちゃんと最後まで完結して良かった。 前向きなラストで良かった。 ちゃんと大団円で良かった。 こんな、なんともじんわりした余韻を味わえるとは、ほんとうによかった。 未来が去った一年間。 物語的には大きな出来事があるわけでなく、...
読み終わって一番の感想は「良かった。いろんな意味で」 ちゃんと最後まで完結して良かった。 前向きなラストで良かった。 ちゃんと大団円で良かった。 こんな、なんともじんわりした余韻を味わえるとは、ほんとうによかった。 未来が去った一年間。 物語的には大きな出来事があるわけでなく、四郎が広美さんとの中を深めていく過程が描かれている。 うん、それはそれで濡れ濡れなんだけどね!(爆) そんな日常のなかで四郎の中の未来への想いやわだかまりは薄れてすこしづつ意味を変えていく。 やがて、四郎も過去から未来へと進もうと真剣に考えるようになる。 そのための時間と別れが必要だったのだなあ。 ー2年目春夏ーの頃だっただろうか。 この物語の行き着く先があまりに暗く予想されて、もっともは幸せな展開は、四郎がすこしづつ三好さんを好きになって、未来のことを諦められるようになることだろうと思ったことがある。 でもやっぱり、控え目な三好さんにその役は荷が重すぎた。 最終巻でようやく分かる。 その役目は、実は広美さんだったのだな。 さすがは大人の女性。 四郎の全部を抱きしめて、歩き出す勇気を与えることが出来るとは。 いや、いいねえ、広美さん。 惚れる。 そしてラスト。 未来との再会。 四郎にとってはやっぱり未来は好きな人ではあるのだろう。 ある意味それは男のサガだから。 男って、一度好きになった人は、他に好きな人が出来ても、いつまでも好きだからなあ。 それでも、相手の幸せを、たとえそれが自分とではなくても素直に願うことが出来る心境になったのなら、もう大丈夫。 お互い未来に進んでいける。 そんな前向きなラストがいい。 ちなみに、二胡とは途中でそうじゃないかと思ってたけど、親父さんもかい(笑) そして最後の広美さんとのメールのやり取り。 そうそう、そういう時、恋人の声を聞きたくなるんだよ。 わかるわあ(笑) 最後まで、愉しく読ませてもらった。 ありがとうございます。 作者にはいつか一般文芸で物語を書いて欲しい。 ラノベ出身で文芸に行った作家なんて一杯いるんだからさ。 期待している。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
毎回毎回四郎と未来の関係がどうなることかと恐ろしい思いをしながら読んでいたけど、終わってみれば綺麗な収まり方だった。 お前あいつと付き合ってたのに今はそいつと付き合ってるんか!?みたいに思ってしまうシーンは幾つも有ったけど、それぞれが過去のしがらみや後悔から一歩踏み出して変わることが出来た証でもあるんだろうなとも思う。 正直四郎と広美が付き合うことになったのは読み終わった今でもいい意味で驚いていたりする。やっぱりライトノベルってメインヒロインっていう者が居て、他にもヒロインが何人か居るけれど基本的には最初から最後まで第1巻の表紙を飾った女の子が優位でラストではその娘と結ばれる。 そんなライトノベルばっかり読んでいたから本作ではそもそも織田未来をヒロインと捉えて良いのか?、そうでないなら三好と結ばれるのか?となかなかに悩みながら読んでいたのだ。 そんなふうに考えていたから四郎が広美に依存するのではなく一人立ちの一環として、また純粋に広美に好意を抱くことによって彼女と真剣に交際を始めたのはやはり驚きの展開だった。あの親父の元カノだもんなぁ……。それでも終わってみれば全てが良い方向に落ち着いていたのは本人たちの努力の結果というよりも、時間経過によって少しずつ大人になっていったということなんだろうな 四郎は未来を親友と見られるようになり家族との仲も改善、未来は自分の体を否定しない将来を思い描くようになった。三好や要、ボンちゃんも幸福の兆しが見えたのはとても良かったと思う。和田にももう少し良い結果が作中で訪れて欲しかったとも思うけれど やはりライトノベルとしては風変わりだったけれど、この作品に出会えて良かったと心から思える作品だった
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