「「ぐやん よやん」「ほんやー　ぞぞぞぞ　びーん」「じんじ　じんじ　ずー」、ことばが、絵といっしょになって、体に響いてくる絵本です。絵の中の不思議なものの動きに合わせて、声をひそめたり、大きくしたり、リズムをつけたり、自由自在に読んで、大人も楽しんでみてください。子どもは大喜びで、絵とことばに反応することでしょう。」 長谷川摂子［ハセガワセツコ］ 長谷川摂子(はせがわ せつこ)公立保育園で保育士として6年間勤務。その後、「赤門こども文庫」「おはなしくらぶ」主宰。絵本に『めっきらもっきら どおんどん』『きょだいな きょだいな』『おっきょちゃんとかっぱ』『はちかづきひめ』『みず』『さくら』『きつねにょうぼう』『かさ さしてあげるね』『おじょらぽん』、童話に『人形の旅立ち』、著書に『子どもたちと絵本』『絵本が目をさますとき』(以上、福音館書店)などがある。

様々な擬音が続く不思議な絵本。 音とそれを表すようなイラストが続く。 【ママ評価】★★ いわゆる意味不明な擬音と抽象的なイラストが続く絵本。 嫌いじゃないよ。 けど、よくわからないよ。 高尚すぎる。 音とそのニュアンスやイメージを掴む絵本なんだよね、きっと。 【息子評価】★ 興味がないというより、むしろマイナス。 早く閉じてくれ！というような絶叫。 泣き叫ばれる。 色合いがちょっと怖いのかな？ 禍々しく感じるのかな？ 1歳6ヶ月

意味をなさない擬態語でもないような言葉と、抽象的な絵が続く、感覚的に楽しむための幼児絵本のひとつ、だけれど、語のシュールさ・プリミティブさや、絵の不気味さ・壮大さは図抜けているように思う。不思議に美しい絵本。