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5人のジュンコ
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5人のジュンコ
¥220
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商品レビュー
3.3
48件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
イヤミス読んだな〜という達成感はあった。 女が悪意に飲まれていく描写はさすが真梨さんといったところで、「どうなっちゃうの…」と読む手が止まらなくなった。 けど、全体的な感想としてはちょっと期待してたのと違ったというか、なんか物足りなかったなという感想。 この物語の軸となる「佐竹純子」。 第1章で語られる純子の人物像は、某死刑囚を彷彿とさせ、この先この純子を中心にジュンコたちはどう狂っていくのか?最終章でこの純子のルーツなんかが明かされるのか?とワクワクしたものの、 ジュンコたちはそれぞれ別ベクトルで狂ってたのが露呈しただけじゃんという印象だったし、純子が凶悪犯になったルーツや細かい人物像も掘り下げられることもなく、別の事件も割り込んできて、最後にコロッとどんでん返ししてあっさり終わってしまった。 そのどんでん返しもなんとも言えない。予想できるっちゃできるけど、決め手にかけるような感じで、うーん…という感想。 一章がワクワクしただけにちょっと物足りなかった。
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WOWWOWでやってたドラマ「坂の上の赤い屋根」が面白かったので、この方の作品を読んでみたいと思って初読み。 ジュンコという同じ名前の人が出てきて、少しずつ繋がっていくのが面白かった。 同じ名前同士って、なんか他人と思えなくて特別なのもわかる。 けど、途中あまりにもヘビーで理解...
WOWWOWでやってたドラマ「坂の上の赤い屋根」が面白かったので、この方の作品を読んでみたいと思って初読み。 ジュンコという同じ名前の人が出てきて、少しずつ繋がっていくのが面白かった。 同じ名前同士って、なんか他人と思えなくて特別なのもわかる。 けど、途中あまりにもヘビーで理解出来ない感情の渦に飲み込まれそうで、ちょっとしんどくなった… そしてオチがイマイチわかりにくいかな? 「坂の上の赤い屋根」も最後がイマイチ雑だったような。 でも人間の持つ黒い感情、自分にもある出来れば蓋をしたい感情を書くのがとても上手い。 しかし次はちょっとハッピーな作品が読みたくなりました。笑
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おお、久しぶりに王道イヤミス読んだ!うん、いい感じに後味悪い。 勢いよくぱぱっと読むつもりだったけど意外としっかり考えて登場人物などを覚えて読まないと混乱する話でした。タイトルの通り5人のジュンコとその周りの人たちが出てくるので登場人物も割と多く、あまり重要に見えなかった人が重...
おお、久しぶりに王道イヤミス読んだ!うん、いい感じに後味悪い。 勢いよくぱぱっと読むつもりだったけど意外としっかり考えて登場人物などを覚えて読まないと混乱する話でした。タイトルの通り5人のジュンコとその周りの人たちが出てくるので登場人物も割と多く、あまり重要に見えなかった人が重要だったりその逆もあるので何度かあれ?これ誰だっけ?これ何だっけ?と戻って確認する羽目になりました。笑 それにしてもジュンコたちに限らず出てくる女全員性格ひん曲がってて頭のどっかがおかしくてイライラする奴ばっか。よくこんなにもドロッと気持ち悪い性格を思い付いたなあ。本当に小さな事でマウントをとりあう女たちの汚い世界の描写がリアルで怖かったです。 終始淡々と進んでいくのでここ!という盛り上がりはなく。最後ちかくでこれまたそんなに重要じゃなさそうだった登場人物からのセリフ「そんなに甘くないわよ」でドキッとさせたと思ったらそれだけ?予想だけの話?ドキっとし損じゃないか。こんな最後まで回収できないネタを詰め込む必要はあったのかな。 確かにバタフライエフェクトで全てが繋がっているんだけどとっても小さな繋がりだったりするのでよく覚えて読まないと置いていかれますが、繋がりを探すのも面白かったです。 欲を言えばもうすこーーしだけエピソード0を深く読みたかったな。最な初よく考えずに読んでしまったが故にこの裏切りは新鮮だったのでもっと読みたかったです。
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