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囀る魚

アンドレアス・セシェ(著者), 酒寄進一(訳者)

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定価 ¥1,650

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 西村書店
発売年月日 2016/06/01
JAN 9784890137268

囀る魚

¥220

商品レビュー

3.2

12件のお客様レビュー

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2023/06/18

もーれつに当たりだった。読んでよかった。小説を愛している、特に物語に迷い込むのが好きなタイプの読書家に向けての本だわ。じわじわ染み込む。訳者あとがきの「詩的にして哲学的、知的かつ魔術的」という言葉通りだよ。胸が猛烈に昂っているが言葉にならないよ。 「愛情もまたわれわれが知覚する...

もーれつに当たりだった。読んでよかった。小説を愛している、特に物語に迷い込むのが好きなタイプの読書家に向けての本だわ。じわじわ染み込む。訳者あとがきの「詩的にして哲学的、知的かつ魔術的」という言葉通りだよ。胸が猛烈に昂っているが言葉にならないよ。 「愛情もまたわれわれが知覚するものと現実が混ざりあったものだと言っておこう。信じるときにしか存在しないという意味において、愛情はよき物語と同じだ」

Posted by ブクログ

2019/11/03

小さい頃に読んだ、ネバーエンディングストーリーを思い出し、わくわくした。 翻訳本ながら違和感なく、魅力的な文体。 帯に書かれている通り、本好きに読んでほしい。そして読み終わった後に誰かと話したくなるような物語だった。

Posted by ブクログ

2018/12/10

物語とは、読書とは、世界とは。 ヤニスがアテネ旧市街で迷い込んだのは、女店主リオの守る古びた書店。リオとの会話を楽しんでいたヤニスだが、ある日、リオは消えてしまう。 不思議な話。なんともいえない余韻。理路整然としたものを求めて読んだら、混乱したまま終わるだろう。フレッチャーと...

物語とは、読書とは、世界とは。 ヤニスがアテネ旧市街で迷い込んだのは、女店主リオの守る古びた書店。リオとの会話を楽しんでいたヤニスだが、ある日、リオは消えてしまう。 不思議な話。なんともいえない余韻。理路整然としたものを求めて読んだら、混乱したまま終わるだろう。フレッチャーとアーサーの挿話が、現在と何か関係したり、謎が解けたりしたのか、といえばそうでもない。とにかく物語の、読書の世界に迷い込んだ。それが楽しいことを知っている。 物語は現実と違うかもしれない。でも現実よりもはるかに雄弁に、隠されたものを語ることがある。文字に書かなくても読まれるものがある。物語は力を持っている。それを読み解こうとする情熱をもって受け取ることができる人がいれば。物語が禁じられる世も恐いが、物語を読まなくなった世が恐い。 リオの正体を知って、そして読書の楽しみをかみしめる作品。大人の読書だった。

Posted by ブクログ

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