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新カラマーゾフの兄弟(上)

亀山郁夫(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2015/11/01
JAN 9784309024226

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商品レビュー

3.3

10件のお客様レビュー

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2023/10/02

私もカラマーゾフの兄弟の新訳かと思っていた一人です。舞台も日本で時代も現代になり、読みやすいかと思いましたが、難解でした。登場人物の関係性も複雑で、時間も前後するので、混乱しました。一読では理解不十分という感じで、下巻も読むか悩んでしまいます。原作はもっと大変なんだろうな。名作っ...

私もカラマーゾフの兄弟の新訳かと思っていた一人です。舞台も日本で時代も現代になり、読みやすいかと思いましたが、難解でした。登場人物の関係性も複雑で、時間も前後するので、混乱しました。一読では理解不十分という感じで、下巻も読むか悩んでしまいます。原作はもっと大変なんだろうな。名作って難しいのね。

Posted by ブクログ

2020/02/20

光文社版の「カラマーゾフの兄弟」の全訳をされた亀山氏による小説。”新”などと銘打っているし「未完の大作ついに完結」などとする宣伝文句で売り出された本書だが、実際は1995年の日本に舞台を移して書かれた二次創作的な小説である。著者自身がモデルとしか思えない「K」なる人物がドストエフ...

光文社版の「カラマーゾフの兄弟」の全訳をされた亀山氏による小説。”新”などと銘打っているし「未完の大作ついに完結」などとする宣伝文句で売り出された本書だが、実際は1995年の日本に舞台を移して書かれた二次創作的な小説である。著者自身がモデルとしか思えない「K」なる人物がドストエフスキーとチャネリングするシーンがあるなど、かなりぶっ飛んだ内容で、終始戸惑いを覚えた。

Posted by ブクログ

2019/09/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本作を読むために、元祖ドストエフスキー作の『カラマーゾフの兄弟』を読了して、しばらく経った。特別な理由があって期間を置いたということでもないが、あまり原作の先入観を持ち過ぎずに読むには、ほどほどの期間だったような気もしている。 本作は1995年の日本を舞台にしている。この設定は意味深長だ。1995年といえば、オウム真理教が大規模テロ活動を行った。阪神淡路大震災の年でもある。この時代に、作者は『カラマーゾフの兄弟』に登場する三兄弟とともに、使用人だったスメルジャコフを出現させ、「父殺し」の物語を再現してみせる。といっても、ドストエフスキーのコピーではない。そもそも、ドストエフスキーがいたロシアと違って、1995年の日本ではすでに父権など失墜してしまっている。そうした背景で、日本も戦争を回顧する時代から、身近なテロリストに怯える時代へと変化した。バブル景気もはじけ、インターネットがやすやすと国境を越えた時代に、ドストエフスキーが描いた家族、国家、神を、父殺しの謎を、亀山氏はいかに描くのだろう。それは下巻を読まねばならないが、著者がこの物語に傾けた「熱」は上巻でも充分に伝わってくる。 著者がこの小説に書いた「予言」はすばらしい。ソ連崩壊後の米国への一極集中は容易に想像できるとして、ソ連に代わって台頭してくる中国を見事に言い当てた。さらには「一億総中流」だった日本も、他国のように富の集中が起こり、格差が拡大することも予言している。これは昨今、しばしば話題に上るトピックではないか。 インターネットが国境を曖昧にし、国家間で戦っていた「戦争」は「テロリズム」という形で私的なものに変貌をとげた。国家の信頼は地に堕ちて(それにつれ、政治家たちは国家をも私物化し始めた)、父権は失われた。これよりは、小さなコミューンが乱立して、これらがときに対立し、人々は大きなよりどころを見失っていくだろう。そうした時代の先に訪れるものは何なのか? 父殺しの謎とともに、下巻での著者の予言を楽しみに待ちたい。

Posted by ブクログ

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