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新カラマーゾフの兄弟(下)

亀山郁夫(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2015/11/01
JAN 9784309024233

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商品レビュー

3.3

11件のお客様レビュー

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2021/01/30

ドストエフスキーの未完の傑作、ついに完結……あのミリオンセラーの翻訳者が、現代日本を舞台に「父殺し」の謎に迫る。著者初小説! 現代日本を舞台に世界文学最高作の謎がいま解かれる。父殺し、遺産と女、兄弟の葛藤、そして謎の“教団”…桁外れの超大作! 遺産と女、兄弟の葛藤、そして謎の...

ドストエフスキーの未完の傑作、ついに完結……あのミリオンセラーの翻訳者が、現代日本を舞台に「父殺し」の謎に迫る。著者初小説! 現代日本を舞台に世界文学最高作の謎がいま解かれる。父殺し、遺産と女、兄弟の葛藤、そして謎の“教団”…桁外れの超大作! 遺産と女、兄弟の葛藤、そして謎の教団……135年の時を経て、名作の謎がすべて解かれる。驚愕のノンストップ・ミステリー巨篇!

Posted by ブクログ

2020/03/10

光文社版の「カラマーゾフの兄弟」の全訳をされた亀山氏による小説。”新”などと銘打っているし「未完の大作ついに完結」などとする宣伝文句で売り出された本書だが、実際は1995年の日本に舞台を移して書かれた二次創作的な小説である。全編にわたってドストエフスキー によるオリジナルを汚して...

光文社版の「カラマーゾフの兄弟」の全訳をされた亀山氏による小説。”新”などと銘打っているし「未完の大作ついに完結」などとする宣伝文句で売り出された本書だが、実際は1995年の日本に舞台を移して書かれた二次創作的な小説である。全編にわたってドストエフスキー によるオリジナルを汚しているとしか思えない奇妙奇天烈な描写の連続に唖然とさせられた。終盤に漸く著者による「カラマーゾフの兄弟」の解釈の一端が披露されるわけだが、その内容もフロイトによる大昔の解釈を引きずった稚拙なもので、全くお話にならない。このような本を書く人が、日本のドストエフスキー研究の最前線だとは、全く情けないとしか言いようがない。

Posted by ブクログ

2019/09/18

上巻の感想でも述べたが、オウム地下鉄サリン事件が起きた1995年が、本作の舞台として選ばれたのはやはり意味深いという印象が強く残る。 90年代には、ソ連崩壊により冷戦も集結し、近代からの脱却を目指した我が国でも個人主義が進み、他者に無関心な人々が増殖した。インターネットが普及し、...

上巻の感想でも述べたが、オウム地下鉄サリン事件が起きた1995年が、本作の舞台として選ばれたのはやはり意味深いという印象が強く残る。 90年代には、ソ連崩壊により冷戦も集結し、近代からの脱却を目指した我が国でも個人主義が進み、他者に無関心な人々が増殖した。インターネットが普及し、人々はネットを介した疎結合に依拠するようになった。国家間の覇権をかけた戦争は、むしろ局所的なテロリズムにその戦いの形態を変え、冷戦終結とともにそもそも世界の覇権はアメリカに一極化した。そうした世相の間隙を突くように起きたのが、地下鉄サリン事件だったのではないか。 1995年という時代を背景に、あるいは新興宗教集団に傾倒し、あるいはアメリカに目を向けるカラマーゾフ家ならぬ黒木家の面々は、本当に『カラマーゾフの兄弟』のあの壮大な物語をなぞるように行動し、会話する。その物語に通底するのが、「父殺しの謎」であることは言うまでもない。本作はやはり「父殺しの謎」を軸にした古典的エンターテイメント小説として楽しむのが本流であるという思いを、あらためて強くした。 しかしその謎に、パラレルワールド的に進行するK教授のエピソードや、黒木家三兄弟のエピソードが次々とカットインされるように物語は進行する。そうしたエピソードの合間から、本当の謎の真相が少しずつ立ち昇ってくる構成は、エンターテイメントとして極上である。だが、著者の来歴を拝見するに、私小説のような気もしてくる。 ともあれ、以前読んだとある新興宗教の物語とつい比較したくなるが、重厚感といい、完成度といい、カラマーゾフを下敷きにした本作の圧勝というほかない。

Posted by ブクログ

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