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なんでもない一日 シャーリイ・ジャクスン短編集 創元推理文庫

シャーリイ・ジャクスン(著者), 市田泉(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2015/10/01
JAN 9784488583040

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商品レビュー

3.6

23件のお客様レビュー

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2024/04/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

不気味さや悪意についての話が多かったけど、エッセイが入っていたり少しほっこりするような話もあったりで面白かった。 とくに好きだったものについて。 『スミス夫人の蜜月』 オールドミスが結婚することになったがどうも近所の人々の様子や夫の様子がおかしくて…という話が2バージョンある。 知ってる場合と知らない場合。 それぞれ違った不気味さがあってどちらも好き。 『ネズミ』 夫を管理したがる妻の行動が怖い。 通帳やラストの描写はあることを仄めかしているようだけどはっきりとはしないところがまた不気味。 『逢瀬』 後ろを誰かがついてきて最後には…という幻想的で怖い話。 どういうことなのかはっきりとは書かれないけど、タイトルなどからもいろいろ考察できる。 『なんでもない日にピーナツを持って』 美しくみせかけた悪意。 なんだろうなこの話は……と思っていると最後にゾッとする。 『悪の可能性』 こちらはわかりやすい話だった。 わかりやすいけど、善意のつもりの悪意で嫌な気持ちになる。でもラストはちょっとスカッとするかな。 『おつらいときには』 善意のようにみせかけた無関心。 こういうのが一番気分が悪いのかもしれない。 『メルヴィル夫人の買い物』 これはちょっと笑える話。 メルヴィル夫人も嫌なやつだし店員たちもみんな嫌な感じだけどなんだかコメディ色もある。 『レディとの旅』 男の子と犯罪者の女性との一瞬だけの青春という感じで爽やかな気持ちになれた。 こういう話もあるんだとちょっとびっくり。良かった。 『家』 日本の怪談でもありがちな展開だけど、人間同士の心理描写もよかった。 あとは5編のエッセイがあって、案外作者は普通のお母さんをやってたんだなぁってことに少しびっくり。 作品からすると独身の人間嫌いなんじゃないか、なんてイメージがわくけど実際は4人も子供がいて肝っ玉母さんみたいな感じ。 子供やデパートに大変な思いをさせられてるけど、軽妙な感じで小説とは違う面白さがあった。

Posted by ブクログ

2022/04/12

シャーリィ・ジャクスンの死後に見つかった、未発表・未収録原稿から選りすぐった短編集。 時代が変わっても変わらぬもの…それは人の悪意。小さな意地悪、ささやかがゆえにどこに刺さったか見つけづらいけど確実に心を蝕んでくる悪意を描かせたらピカイチですなー。 そんな顔とはうらはらに、楽しい...

シャーリィ・ジャクスンの死後に見つかった、未発表・未収録原稿から選りすぐった短編集。 時代が変わっても変わらぬもの…それは人の悪意。小さな意地悪、ささやかがゆえにどこに刺さったか見つけづらいけど確実に心を蝕んでくる悪意を描かせたらピカイチですなー。 そんな顔とはうらはらに、楽しい子育てエッセイもあったりして、意外な発見。楽しみました。

Posted by ブクログ

2022/03/14

恐怖とユーモアをドライな筆致で表現した短編集です。人間の底知れぬ悪意を感じる作品が多く、後味の悪さと奇妙さがクセになります。「ネズミ」は支配的な妻とネズミを巡る話。恐ろしさを感じる一方で謎も残るラストが良いですね。

Posted by ブクログ

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