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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2015/09/01 |
JAN | 9784093798747 |
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仁義なき宅配
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仁義なき宅配
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商品レビュー
3.9
44件のお客様レビュー
昔、宅配便のドライバーは過酷だけど、給料はいいと聞いたことがあった。でも、ネット通販での宅配便が進化し、「送料無料」が当たり前で、採算がとれなくなり、そのシワ寄せはセールスドライバーに。また以前クール便の温度管理ができていなかったという問題があったけど、著者の潜入取材の様子だと改...
昔、宅配便のドライバーは過酷だけど、給料はいいと聞いたことがあった。でも、ネット通販での宅配便が進化し、「送料無料」が当たり前で、採算がとれなくなり、そのシワ寄せはセールスドライバーに。また以前クール便の温度管理ができていなかったという問題があったけど、著者の潜入取材の様子だと改善されていないんだなぁ驚かされた。ネット通販をする者としては、有難い送料無料だけど、安心安全に届けてもらったり、現場で働く方の事を考えると、送料実費もやむを得ないかなぁと思います。後は、通販業者などと宅配業者の折り合いでしょうね。
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2022年40冊目。316ページ、累計11,406ページ。満足度★★★★☆ 力作である。普段、日常的に利用しているヤマトなど運送会社の「実態」を著者自ら、現場で働く体験もして書き上げたもの。現在ではSGホールディングス傘下となった佐川急便の過去の黒い歴史など、これらの業界に就職...
2022年40冊目。316ページ、累計11,406ページ。満足度★★★★☆ 力作である。普段、日常的に利用しているヤマトなど運送会社の「実態」を著者自ら、現場で働く体験もして書き上げたもの。現在ではSGホールディングス傘下となった佐川急便の過去の黒い歴史など、これらの業界に就職・投資することを検討しているなら、必ず知っておきたい内容 想像はしていたが、業務は過酷。綱渡りの業務運営で消費者の利便性が確保されていることに感謝したい。
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仁義なき宅配: ヤマトVS佐川VS日本郵便VSアマゾン 単行本 – 2015/9/2 宅配に送料無料はあり得ない 2016年3月22日記述 ユニクロ帝国の光と影を著した横田増生氏(よこたますお)による著作。 1965年福岡県生まれ。関西学院大学を卒業後、予備校講師を経て米国・アイオワ大学ジャーナリズム学部にて修士号。 1993年に帰国。 物流業界紙「輸送経済」の記者、編集長を勤める。 1999年よりフリーランスとして活躍している。 宅配業界について取材しまとめている。 Amazon以来の潜入取材もおこなっており、ヤマト運輸羽田クロノゲートでの労働実態がわかる点も本書の貴重な点である。(第7章) 夜勤の内4割は外国人。 ベトナム人が多い。 著者が次々と流れてくる荷物に対して割れ物シールだの天地無用シールに対して怒りを感じる、丁寧に扱って欲しければ上乗せ運賃、正規運賃を払うべきだと 主張するのはよく分かる。 自分もかつてFedExの貨物上屋にて似た作業に従事していたのでその辺の感覚は同感だ。 実際に荷物、貨物を投げたりしていたし・・・。 (それくらいしないと時間に間に合わない。物量多すぎが原因もほぼ同じ) アルバイトが2ヶ月で一度入れ替わる、入れ替わりが激しい割に教育体制がなっていない。 怒鳴るだけのヤマト社員達などの問題点も散見される。 今は多少は改善したと思いたい。 出来ていない点は羽田クロノゲート以外のベースの方も自分の事として改善して欲しい。 ヤマト運輸も初めて働く人への教育に今以上に取り組む必要がある。 教育映像DVDを作り必ず見せるとか。 著者もはじめヤマト運輸、同労働組合への取材を体よく断られ、取材に苦労している。 (企業への潜入取材やユニクロ本で企業への批判もする著者にヤマト運輸側が警戒した為であろう。これはやむを得ないと思う) 宅配業を構成する大手3社(ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便)を取り上げていてこの宅配業界の現状、なんとか運賃、料金適正化に努力している姿が伝わってきた。 幹線輸送での佐川急便による2度に渡る下請けへの値下げ。 幹線輸送についてはBOX輸送のヤマトに分があると思える。 たとえ2度値下げした佐川よりヤマトの方が未だ幹線輸送代が安いとは言えかかる時間はヤマト運輸の方が良い。 (関東関西間が佐川9万、現在8万、一方ヤマト7万) ロールボックスパレットならトラック積み込み、降ろしは10分ほどで済む。 3社のこれまでの歴史を取り上げた章を読んでも 佐川急便は他社への乗っ取り方法で全国拠点を増やしていく。 政治家への賄賂、ヤミ献金で便宜を図ってもらうなど感心しない事が多い。 佐川清、東京佐川急便の渡辺広康をはじめタニマチ気質があった点も経営者としてどうなのかと思えた。 その点ヤマト運輸は地道な販路拡大をしてきた。 免許を出さない運輸省との闘いをはじめ世論を味方につける手法をポピュリズムと批判する著者の考えには賛同できない。 佐川急便のようにヤミ献金をしろとでも言うのか。 消費者目線を当時から意識していた小倉昌男氏の方向性は正しいだろう。 正確に間違うよりも漠然と正しくあるべきである。 *表立って運輸省と戦うのが小倉氏で、その裏で運輸省を懐柔するのが3代目社長となる都築氏の役目だったという。都築氏の指示で運輸省の担当課長へビール券を持って行ったことのある部下がいるようだ。 また宅急便を開始したのに米国UPS社を参考にしたと著作で述べている。 しかし現実には佐川急便をはじめとする日本国内の伝統的急便事業を熱心に研究していたようだ。 ヤマト運輸のバリューネットワーキング構想の投資2000億円の内 1400億円は羽田クロノゲートの投資。 現在の宅急便16億個の内個人間の荷物は1割。 大半は企業発個人向けの荷物である。 本書の足りない点を指摘すると 日本郵政の現場への取材が不足している感は否めない。 ドライバー取材や潜入取材が郵政だけないし・・・。 あともうちょっと写真を豊富にすることは出来なかったのだろうか。 ルポタージュ、ジャーナリズムとしてややパンチ、リアリティに欠ける。
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