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ホテルローヤル 集英社文庫

桜木紫乃(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2015/06/01
JAN 9784087453256

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ホテルローヤル

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商品レビュー

3.4

339件のお客様レビュー

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2024/03/30

2024.3.29読了 8年ぶりくらいに読んだ。 桜木紫乃さんの作品は他に読んだことがないけれど、官能的で、諦観にあふれた文章を書くこの人は素晴らしい。 官能への感受性が高まっているのは、自分が10代の終わりから20代後半へと年齢を重ね、その分経験も重ねたからだろうか。 い...

2024.3.29読了 8年ぶりくらいに読んだ。 桜木紫乃さんの作品は他に読んだことがないけれど、官能的で、諦観にあふれた文章を書くこの人は素晴らしい。 官能への感受性が高まっているのは、自分が10代の終わりから20代後半へと年齢を重ね、その分経験も重ねたからだろうか。 いくつかの文が10代のわたしの心を掴んで離さず、今日まで身体の一部として機能していた。 「バブルバス」の新婚旅行の描写でマスターベーションができないか本気で試みたことは忘れていなかった。 「えっち屋」の『客は日が高くても夜を求めてここにくる。』 あ、と思った。ラブホテルで朝を迎えたとき、塞がれた窓の扉の隙間から漏れる朝日を見ながらいつも「夜だ」と思う。ときどきは声に出す。 どこかで読んだ文章だと思っていたが、こんなところにあったとは。僥倖。

Posted by ブクログ

2024/03/02

時系列バラバラだし、短編ごとに人物も違うがホテルローヤルで繋がる。 ラブホテル特有のねちっこさは無く、かといって爽快感はほぼない。 ホテルローヤルの歴史(というほど壮大な歴史ではないけど)が何だか切ない物語でした。

Posted by ブクログ

2024/02/15

北海道の湿原を見下ろす場所にある ラブホテル「ホテルローヤル」 物語はこのホテルを舞台にした下記7つの短編集 「シャッターチャンス」 「本日開店」 「えっち屋」 「バブルバス」 「せんせぇ」 「星を見ていた」 「ギフト」 各章の主人公はホテルの利用者だったり、従業員や出入りの...

北海道の湿原を見下ろす場所にある ラブホテル「ホテルローヤル」 物語はこのホテルを舞台にした下記7つの短編集 「シャッターチャンス」 「本日開店」 「えっち屋」 「バブルバス」 「せんせぇ」 「星を見ていた」 「ギフト」 各章の主人公はホテルの利用者だったり、従業員や出入りの業者、さらにホテルの経営者とその家族だったりする。 特徴的なのは、時間を巻き戻す形で章が進み、時には登場人物同士の繋がりに気付かされ、時間と空間の立体感が徐々に鮮明に見えて来るところだと思う。 桜木紫乃さんの作品は『俺と師匠とブルーボーイとストリッパー』に続き2作目 本作とは系統は異なるが、やはり北海道の釧路を舞台として、そこで生活を築く人々を描く点は共通していて、同じ温度感と哀歓が溢れていた。 なかでも「星を見ていた」は印象的だった。 ホテルローヤルの掃除婦である60歳のミコが歩んで来た半世紀以上の年月が哀愁を誘い、何度も胸が張り裂けそうになった。彼女にとって、母親が残してくれた言葉の数々は、信念となる一方、呪縛に近いものだったのかもしれない。 「ラブホテル」という秘め事の巣窟の様な場所を物語の舞台に選んでいるからこそ、様々な角度で人々の現実を直視された作風だった。 男女のドラマティックでエロティックな内容ではなく、もっとリアルで生々しくて生活感すら感じる。 そして、どの話も湿っぽくて悲しくて、寂しくて切ない。でも、そんな姿をみせられるのも、お日様に蓋をしてくれるホテルローヤルのお陰なのだろう。 そう思うと、沢山のドラマが生まれては消える非日常的な「ラブホテル」という日本の文化が、外国人に大ウケするのも納得だ。 やはり日本文化は素晴らしい! って、最後そこ?笑

Posted by ブクログ

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