人間が究極的に幸福になるためには、意識を喪失するしかないという結末がすごく印象的でした。 言い換えれば、人間は絶対に自然的な枠組みから逃れることは出来ないという事なのかなとも思った。 おもしろかったです。

伊藤計劃さんの虐殺器官が好きでこの本を読んだ。 この本は風邪や病気などの身体の異常が人類にとって障害であることは驚かなかったが、この作品では意思すらも人類にとって障害で克服する対象となっておりとても驚いた。人にとって意思が障害になり得るという考えは自分にとって初めて知る考えだったため、知ることができて良かった。

虐殺器官のすぐ後に読み終えました。 虐殺器官より読みやすかったけれど 奥が深い内容だと思います。 脳、意識、今でも完全に解明されてない と思われる（詳しく知らないですが、、、） 深いところをえぐるかんじのところは 途中、何度か読まないと理解できないところも。 作者の意図とは違うかもしれませんが 虐殺器官と通じるところにかんじたのは、 どちらも、世界を愛してるという理由を あげているところから 作者が世界を愛してるんだなってこと そして、 どちらも近未来に起こりうるかもしれない かもしれない世界 どちらも、人間が、極端な選択をした仮想世界 でも、どちらでもないにせよ 世界は虚構で成り立ち、進化してきて いま、私たちが選ぶ一つ一つが 明日を決めていくことは間違いない ただ、その選択が、自分自身が望んでることなのか 望んでると思わされてるのか 周りが望んでるところから はみ出さないように生きているのか、 見極めることはとても難しい ちゃんとわからないとしても、 向き合って 考えようとする努力をしていきたいと感じた。 2冊を続けて読んで、いい意味で 満腹状態。 だけど、再度読み返して 振り返り生きて、選択していかないといけないと 感じました。