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無双の花 文春文庫

葉室麟(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2014/07/10
JAN 9784167901363

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無双の花

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商品レビュー

3.9

27件のお客様レビュー

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2023/07/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

歴史マニアへのアンケートとして、一番好きな武将ランキングはよく行われるが、多くのアンケートで1位となっているのが、筑後柳川の立花宗茂。 大河ドラマでの誘致活動を含め、今最も熱い武将とのようだが、正直なぜそこまで人気かということを確認する機会がこれまでなかった。 史実を含め、書物はたくさん出ているが、やはりここは虚々実々の歴史小説からということで、安定の面白さの葉室さんの作品から読んだ。 内容は、後半生を中心に、関ヶ原敗戦から改易、牢人からの登用、豊臣氏滅亡での関与を中心に、朝鮮出兵や島原の乱まで巧く語られ、わかりやすくまとまった物語になっている。 もちろん小説なので、真田幸村や伊達政宗などとの効果的なやりとりなど、面白さは十分。あっという間に読めた。 特に秀吉統一から家光の時代は、王道ではあるものの、西国大名の視点で大河ドラマを展開するのも大変面白いと感じた。 この小説を読めば、立花宗茂がなぜ好きな武将1位に君臨していることがよくわかった。今後は史実もしっかり確認していきたい。

Posted by ブクログ

2022/12/22

寡聞にして本書を読むまで立花宗茂という人を知らなかったのですが、葉室氏が題材にしたことが頷ける真っ直ぐな人でした。 多くの武将たちが生き残りをかけて時に権謀術数を巡らす戦乱の世の中で、決して裏切らないことを信条に生き抜いたことは驚嘆に値する。また、彼を支える忠臣や女性も皆、この男...

寡聞にして本書を読むまで立花宗茂という人を知らなかったのですが、葉室氏が題材にしたことが頷ける真っ直ぐな人でした。 多くの武将たちが生き残りをかけて時に権謀術数を巡らす戦乱の世の中で、決して裏切らないことを信条に生き抜いたことは驚嘆に値する。また、彼を支える忠臣や女性も皆、この男と共に生きるに相応しい人たちでした。 オマケに家康まで心の底では平安の世を実現するために敢えて卑怯な手も辞さない男として描かれていたけれど、これには少し疑問もある。真田も伊達も格好良すぎだしね。

Posted by ブクログ

2021/05/29

裏切りや下剋上が当たり前の戦国時代において、義を重んじ紆余曲折ありながらも、筋の通った生き様で戦国時代を生き抜いた、西国の雄立花宗茂を描いた、時代小説らしい清々しい一冊。

Posted by ブクログ

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