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失われた時を求めて(7)
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失われた時を求めて(7)
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商品レビュー
3.5
5件のお客様レビュー
3/4ぐらいまでひたすらの主導権争いと追従。ゲルマント公爵夫人を巡って。 シャルリュスの言動は滑稽だが現実には侮れない。支配欲。 最後にスワンの登場で全てが一種の茶番であることが暴露される。死をなきものにする、死をも愚弄する文化がゲルマント公爵に象徴される。
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俗に「ゲルマント越え」などと言うが、この巻を読むのは結構しんどかった。始終社交界の見聞録と噂話でストーリーに大きな進展はない。 とはいえ、この巻から主人公は何故か人気者になっている。 「次世代を担う新鋭作家」と言った噂が流れていたのかもしれない。 会った事もない人の親戚にされたり...
俗に「ゲルマント越え」などと言うが、この巻を読むのは結構しんどかった。始終社交界の見聞録と噂話でストーリーに大きな進展はない。 とはいえ、この巻から主人公は何故か人気者になっている。 「次世代を担う新鋭作家」と言った噂が流れていたのかもしれない。 会った事もない人の親戚にされたり、 会った事もない人と一緒に旅行していた事になってたり、人の噂はいい加減。あなたを知ってます‥‥とアピールする割には、書いたものを読んだという人が全くいないのも可笑しな話だ。
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引き続き社交界の描写が続く第7巻。 前半部分に主人公の恋愛模様が描かれるんだけど、ひたすら女と寝たい感がすごい。セフレ作って性欲を適度に満たしつつ、本命となんとかセックスに持ち込むためいろいろ画策したのにっぽかされちゃって号泣して、でもやっぱり有り余った性欲を満たすためにその日の...
引き続き社交界の描写が続く第7巻。 前半部分に主人公の恋愛模様が描かれるんだけど、ひたすら女と寝たい感がすごい。セフレ作って性欲を適度に満たしつつ、本命となんとかセックスに持ち込むためいろいろ画策したのにっぽかされちゃって号泣して、でもやっぱり有り余った性欲を満たすためにその日のうちに食堂の女中を金で買って……どんだけやりたいんだ。いざワンチャンいこうって時の口説き方もひどい。ぼくくすぐられても平気だから、ちょっとベッドでくすぐり合いっこしようよ、ってなに。セックスのことだけ考えて生きていけるブルジョワ、うらやましい。 これが20世紀を代表する小説なんだからフランス人頭おかしい。と思ったのだが、日本には源氏物語というさらに頭おかしいのがあったことを思い出した。
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