- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 文庫
まさかジープで来るとは 幻冬舎文庫
定価 ¥759
¥220 定価より539円(71%)おトク
獲得ポイント2P
在庫わずか ご注文はお早めに
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
3/23(土)~3/28(木)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2014/04/10 |
JAN | 9784344421820 |
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
3/23(土)~3/28(木)
- 書籍
- 文庫
まさかジープで来るとは
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
まさかジープで来るとは
¥220
在庫わずか
ご注文はお早めに
商品レビュー
4
37件のお客様レビュー
とても面白いし、気楽に読める。 前作「カキフライがないならこなった」に続いて読んだが、どちらも感想を書くのが非常に難しい。内容がショートスナップ的だから、読了後にまとまった感覚がないと言うか… そんな中で俵万智さんの解説は秀逸だった。自由律俳句の味わい深さをわかりやすく伝...
とても面白いし、気楽に読める。 前作「カキフライがないならこなった」に続いて読んだが、どちらも感想を書くのが非常に難しい。内容がショートスナップ的だから、読了後にまとまった感覚がないと言うか… そんな中で俵万智さんの解説は秀逸だった。自由律俳句の味わい深さをわかりやすく伝えてくれ、せきしろさんと又吉さんの特徴も言い得て妙だった。 やはり又吉さんはお笑いを生業としてるだけあって、ペシミスト的なアイロニーがめちゃくちゃ面白い。普通に声を出して笑ってしまう。 お笑いで培われたであろう言葉の選択、テンポで上手くペースに引き込まれて笑ってしまう。その中に文学的な奥行きも感じられて、さすがだなぁと。 テーブルで足を踏まれている話、前相方となる旧友の話が面白い。 自由律俳句は、そのどれもが読んだ瞬間にシーンがぶわっと浮かぶ。そして俵万智さんの言うように、そこに余白があり、読者の想像力を掻き立てる。 テレビやYouTubeとはカタチが全く異なる、「エンタメ」だと思った。
Posted by
頭を休めたくて手に取った。 『カキフライが無いなら来なかった』の第2弾。 この手のものは、ツボか、全く面白くないか、のどちらかだと思うけれど、たまにはいい。 面白いというより、"おかしみ"という言葉が似合うように思う。 ユーモアも哀しみも同時に含まれているよう...
頭を休めたくて手に取った。 『カキフライが無いなら来なかった』の第2弾。 この手のものは、ツボか、全く面白くないか、のどちらかだと思うけれど、たまにはいい。 面白いというより、"おかしみ"という言葉が似合うように思う。 ユーモアも哀しみも同時に含まれているような。 自意識ちょっぴり過剰系の憐れ。 または、どうということのない景色の侘しさ……その侘しさが募っての笑い。 あるいは、思い込みの裏切り。 あるいは、前後を想像しての笑い。 「第九の中ひとり年末」 「これは別れの曲になるかもしれない」 「感傷に浸りにくい商店街の放送に救われる」 「大黒柱の父が怯えたら終わり」 「この辺にキンモクセイが無いとおかしい」 お二人の自由律俳句。 読んでも、だから何?と思われる方もいらっしゃると思う。 私も日毎の心持ちによっては、そのように思う日もある。 ただ、ハマった日はそのおかしみがほんのりと沁みて、頭の休憩になる。 又吉直樹という人の繰り出す笑いが好きなのかもしれない。 他に、画像やショートショートもある。 また、せきしろさんと又吉さんの句・画像は、其々がお互いにどこか響き合うように掲載されている。 ただ又吉さんの幾つかのショートショートが星新一のような作風で、個人的にはちょっぴり苦手だった。 星新一作品の、薄気味悪いような、物悲しいような、あの何とも言えないモヤッと感が好きではないのだ。 (モヤッと感を抱いている時点で、星新一さんの術中にハマっているのかもしれないが) 好きなのは又吉さんの句で、 「全ての信号に引っ掛かりながら早く逢いたい」 「お互いに蚊に食われた箇所を搔きながら別れ話をしている」 「消音の通販番組にだけ照らされている」
Posted by
せきしろと又吉直樹のふたりが紡ぐ言葉は多様な感情を内包していて自虐もまた俯瞰して投入する狡猾さも備えている。でもその感情の起伏やポジションの転移は日常の生活に宿っていて、フォーカスの合わせ方にふたりの真意が功を奏しているのではないか。偉ぶらない、ほんの少し卑屈な姿勢は愛嬌さえ感じ...
せきしろと又吉直樹のふたりが紡ぐ言葉は多様な感情を内包していて自虐もまた俯瞰して投入する狡猾さも備えている。でもその感情の起伏やポジションの転移は日常の生活に宿っていて、フォーカスの合わせ方にふたりの真意が功を奏しているのではないか。偉ぶらない、ほんの少し卑屈な姿勢は愛嬌さえ感じてしまう。そこに魅入られていく書籍である。
Posted by