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溺れるナイフ(17) 別冊フレンドKC

ジョージ朝倉(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2014/02/13
JAN 9784063419016

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溺れるナイフ(17)

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商品レビュー

4.3

18件のお客様レビュー

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2023/08/07

あまりにもきちんとしたハッピーエンドで逆に驚き。 あんなにも鮮烈な出来事を経ての結末に文句はない。 十代の煌めきと危うさと儚さが眩く脆く、 凄まじい熱量に引き込まれる堂々とした作品で好き。 その土地の伝承と絆を色濃く表す方言がたまらない。 本当コウちゃんの引き寄せの力が半端なくて...

あまりにもきちんとしたハッピーエンドで逆に驚き。 あんなにも鮮烈な出来事を経ての結末に文句はない。 十代の煌めきと危うさと儚さが眩く脆く、 凄まじい熱量に引き込まれる堂々とした作品で好き。 その土地の伝承と絆を色濃く表す方言がたまらない。 本当コウちゃんの引き寄せの力が半端なくて魅力的。 映画は見てないけど配役は素晴らしいと思う。 モデルの夏芽の転校先の田舎町浮雲町でコウに出逢う →恋仲になる→夏祭りで夏芽はファンの蓮目に襲われる (レイプ未遂だが、必死で助けようとするコウに泣ける) →このことがきっかけで別れる二人→大友と付き合う (大友が良い奴過ぎてもしやこのまま大友ルート!? と思わせる程に深い愛で包む大友に拍手)→芸能活動開始 →いろいろありコウと一線を越える→大友と別れる→ 付かず離れずの二人→夏祭りでカナは夏芽に忠告、 夏芽を災いの元とし、「コウちゃんに会うな」→ 夏祭り中に蓮目は再び夏芽の元に現れ、襲う→ 夏芽の隣で自殺を図り、この事が世間に知れた夏芽に 一生消えない傷を残そうと考え気絶する夏芽の喉元に ナイフを突き付ける蓮目→コウとカナが蓮目を殺し、 山に埋めた夢を見た夏芽、現実と混同しコウに問うも 笑われ「そんな夢見たなら抜け出せたいうことじゃ」 と告げる。産婦人科にてコウとカナを見たと聞き、 カナに真実を聞きに行く。「本当のこと話しちゃる」 →二人は蓮目を殺しておらず、コウの元から逃げた後、 自らガソリンを撒き自殺をした蓮目、それを見たカナ、 コウに頼まれ二人で一緒に死体を神さんの海に沈めた、 そしてその時カナは夏芽の代わりにレイプされていて ピル処方の為産婦人科に出向いていたのだ(辛過ぎ…) →翌日コウを見掛けるも話し掛けられずカナへ電話 カナへの劣等感を吐露し、コウを任せて町を離れる 「さよならコウちゃん 浮雲町 一生さよなら」 →二年後、仕事で見てもらった占い師に コウの悲惨な運命を告げられ胸騒ぎがしカナに電話。 神さんの海で自殺を図り大友に助けられたというコウ 「コウちゃんを浮雲町から連れ出して欲しい」 毎日神さんの海に花を手向け、神と交信し、 魂の置き所が無いようなコウを見てられない、と。 →二年振りの再会。 →海に飛び込み、蓮目を追い詰めてくれた感謝と 二年間ずっと会いたかったと告げる夏芽、 コウも海に飛び込み夏芽の首を締め、夏芽が 「いいや このままおわっても」そう感じた瞬間 抱きしめ、耳元で「すまんの」と囁き引き上げる。 それはあの日、蓮目に一度目に襲われたあの夜と 同じ言葉。時が戻り火が灯っていくのを感じる二人。 だが夏芽は、 コウはここの王様だから連れ出すことは出来ない、 と感じる。それでもお互いを認め合えた二人。 「好きに生きて俺をざわつかせてくれ」と言うコウ、 コウから数珠を一粒受け取り、女優の道を突き進む。 →55歳になった夏芽が地元の資産家と結婚し、 16歳になる息子がいるとのニュースが報道され終了。 「おう!俺も同じじゃつまらん2年間じゃった! もう一生会わんなんて約束はつまらんのう… いつ会うてもはずかしくないよう大丈夫であろう そう思える約束のほうがええ ずっと見ちょるけぇ俺の願いはよう おまえがその武器で天下取るの見ることじゃあ」

Posted by ブクログ

2019/04/26

なにもわからなかった…。家庭の事情で大変なのはわかるが、他人にはあまり迷惑をかけないでほしい…。思春期の全能感にフォーカスした作品はどうしても宗教に寄るので、のれないものにはとことんのれない。

Posted by ブクログ

2017/12/12

鮮烈な清さと残酷な醜さの際に立っている僅かな時間に押し寄せるきらめきが、その頃の感性のまま放出されているような作品。 月に憧れ、太陽に恋をして、そのどちらの気持ちも全力ではあるのだけれど、結局月を経由してまでなお心を照らすほんとうの光の魅力に魅入られてしまう。 もどかしいほど素直...

鮮烈な清さと残酷な醜さの際に立っている僅かな時間に押し寄せるきらめきが、その頃の感性のまま放出されているような作品。 月に憧れ、太陽に恋をして、そのどちらの気持ちも全力ではあるのだけれど、結局月を経由してまでなお心を照らすほんとうの光の魅力に魅入られてしまう。 もどかしいほど素直で高潔な少年少女の物語。

Posted by ブクログ

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