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原発の倫理学
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原発の倫理学
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
原発の倫理的な問題点について、様々な視点から書かれている。これを読めば、仮に技術的に安全であったとしても、原発が日本に存在することが許されないものであることがわかると思う。
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※このレビューにはネタバレを含みます
元経産官僚の古賀さんが、主に福島事故後の原発問題について書きためたメルマガの内容を再編集した内容。 自分は安全性が確保されればあと10年位は、既存の国内の原発の再稼働はすべきという立場で、古賀さんの即時ゼロとは異なりますが、いかに経産省・東電がべったり癒着してきたかを整然と論破しています。内容は2012年初頭の記事も含まれますが、事故処理がなかなか進まない背景を時系列で読むことができる価値ある一冊だと思います。 ・東電破綻処理を拒み、無責任に国民負担を増やす政府、経産省、東電、メガバンク(1~3章) ・国会事故調の提言を無視した骨抜きの原子力規制委員会(4章) ・現場の実態を無視した除染指示(6章) 安倍政権・経産省は、国民の知らないところで、特定秘密保護法の採決の混乱の間に、核燃料サイクルをエネルギー基本計画案の策定を進めるなど、民意の軽視は甚だしい。宮台真司氏は、市民に「公」の場が作れないから官僚が、その公に入り込んでいかなければならないという意識を持っていると述べているが、本書はそれを裏付ける行動様式をえぐり出すことに成功している。
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