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ヤノマミ 新潮文庫

国分拓【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2013/10/29
JAN 9784101281919

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ヤノマミ

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商品レビュー

4.5

49件のお客様レビュー

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2023/08/01

今なお、原初の暮らしを続けているアフリカの部族ヤノマミに150日間密着したノンフィクション作品。 善悪や規範がなく、真理だけがある社会。 生と死が、隣り合わせな生活。 だからといって、それはサバイバルではなく、あるがままを受け入れて生きるということ。 プライバシーがない社会。 ...

今なお、原初の暮らしを続けているアフリカの部族ヤノマミに150日間密着したノンフィクション作品。 善悪や規範がなく、真理だけがある社会。 生と死が、隣り合わせな生活。 だからといって、それはサバイバルではなく、あるがままを受け入れて生きるということ。 プライバシーがない社会。 何もかもがあるこの日本にいて、でも、どうしようもない事柄にぶちあたった時、私たちの心は原初に帰るのかな、と思った。 真理を見つめよう。

Posted by ブクログ

2023/07/03

アフリカを起源とする、現生人類であるホモ・サピエンスは、なぜか、5-7万年前にアフリカからの移動を開始した。それは、「出アフリカ」とか「グレート・ジャーニー」と呼ばれている。ヨーロッパやアジアに散らばっていった人類は、やがて、シベリアから、ベーリング海を越えて、アラスカに渡る。ア...

アフリカを起源とする、現生人類であるホモ・サピエンスは、なぜか、5-7万年前にアフリカからの移動を開始した。それは、「出アフリカ」とか「グレート・ジャーニー」と呼ばれている。ヨーロッパやアジアに散らばっていった人類は、やがて、シベリアから、ベーリング海を越えて、アラスカに渡る。アメリカ大陸に到達したのだ。人類は、アラスカから更に、アメリカ大陸を南下していく。そして、1万年前には、南アメリカの南端に到達したと言われている。 本書の題名になっている「ヤノマミ」は、ブラジルとベネズエラに跨る広大な森に生きる先住民で、推定25,000人から30,000人が200以上の集落に分散して暮らしている。ヤノマミ族は、最近まで外部の人間と接触したことがなく、従って、原初の暮らしを、すなわち、グレート・ジャーニーによって南アメリカ大陸に到達した1万年以上前の暮らしを今でも続けていると考えられている。 2007年11月から2008年12月にかけて、NHKの取材班が、ドキュメンタリー番組を制作するために、4回に分けて、延べ150日間、そのヤノマミ族の集落に同居した。それは、NHKスペシャル等として放送された。本書は、その書籍版である。「ヤノマミ」というのは、彼らの言葉で「人間」という意味である。今に続く、我らの先祖たちが、すなわち、人間はそもそもどのような暮らしをしていたのか、という点で興味深い。 彼らは1万年間、森から与えられるものを食べ、そして自らも亡くなった後、森の栄養分として森に還っていくという循環を繰り返している。その中で、出来るだけ部族が生き延びるチャンスを増やすための様々な仕組み・決まりを設けている。 そのこと自体、および、その内容も興味深かったが、もう一つ興味深かったのが、筆者のような文明の中で暮らす人間が、ヤノマミの暮らしをどう捉えたか、という点である。筆者は、150日間の同居を終え、日本に帰った後、すっかり体調を崩してしまう。その時のことを、筆者は下記のように記している。 【引用】 ヤノマミの世界には、「生も死」も、「聖も俗」も、「暴も愛」も、何もかもが同居していた。剝き出しのまま、ともに同居していた。 だが、僕達の社会はその姿を巧妙に隠す。虚構がまかり通り、剥き出しのものがない。僕はそんな「常識」に慣れ切った人間だ。自分は「何者」でもないのに万能のように錯覚してしまうことや、さも「善人」のように振舞うことや、人間の本質が「善」であるかのように思い込むことに慣れ切った人間だ。 ヤノマミは違う。レヴィ=ストロースが言ったように、彼らは暴力性と無垢性とが矛盾なく同居する人間だ。善悪や規範ではなく、ただ真理だけがある社会に生きる人間だ。そんな人間に直に触れた体験が僕の心をざわつかせ、何かを破壊したのだ。 僕を律していた何かと150日間で見たものは余りにかけ離れていたから、バランスが取れなくなってしまったようだった。 【引用終わり】 本も面白かったが、放送されたNHKスペシャルの番組を見ることが出来ないか調べてみると、NHKオンデマンドというサイトから有料で観られることが分かったので、実際にお金を払って観てみた。番組は、書籍で読むのとはまた異なる迫力を持っていた。もし、本書を手に取ろうと思われた方は、一緒に番組もご覧になることをお薦めしたい。

Posted by ブクログ

2023/05/03

ヤノマミが見つめる世界には善悪など存在せず、彼らはただ自然に向き合っているのだなあと感じた。「食べ物がまだあるのに、どうして狩りに行かなければならないのだ?」というセリフは、不自然な社会に生きる私たちに気づかせるものがある。 「森で産まれ、森で食べ、森に食べられる。 彼らは、た...

ヤノマミが見つめる世界には善悪など存在せず、彼らはただ自然に向き合っているのだなあと感じた。「食べ物がまだあるのに、どうして狩りに行かなければならないのだ?」というセリフは、不自然な社会に生きる私たちに気づかせるものがある。 「森で産まれ、森で食べ、森に食べられる。 彼らは、ただそれだけの存在として、森の中に在る」

Posted by ブクログ

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