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毒婦。
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毒婦。
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商品レビュー
3.7
8件のお客様レビュー
木嶋佳苗と上田美由紀。同時期に同様の容姿をした女性による連続不審死事件が2件。当時ニュースバリューとしては圧倒的に木嶋佳苗が凌駕し世間では消費し尽くしされていた。木嶋佳苗が完全に「外」を意識していることに対し、上田美由紀の意識は「内」にしか向いておらず世間の反応などどうでもいい風...
木嶋佳苗と上田美由紀。同時期に同様の容姿をした女性による連続不審死事件が2件。当時ニュースバリューとしては圧倒的に木嶋佳苗が凌駕し世間では消費し尽くしされていた。木嶋佳苗が完全に「外」を意識していることに対し、上田美由紀の意識は「内」にしか向いておらず世間の反応などどうでもいい風だったのは東京と鳥取という地理的な問題もあったのだろうか。正反対にも見える稀代の毒婦と称された2人の共通点は「筆まめ」であり字が美しいということ。モテとは?美醜とは?の観念を揺るがせた事件として記憶にいつまでも刻まれそうだ。 ほぼ同時期に死刑判決が下された2人だが、上田美由紀は昨年刑が執行され、木嶋佳苗は3度目の獄中結婚式でまた世間を騒がせている。佳苗劇場の上演はまだまだ終わらない。
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木嶋佳苗死刑囚がどのような人間なのか?それを知りたいと思い手に取った。 一番恐ろしいことはやはり理解出来ない犯罪者ではないか?と感じた。
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木嶋佳苗を正確に描けているかは、分からない。彼女の事を人殺しのモンスターとしてではなく、女性としての矜持や哲学をもつ、社会的性の象徴かの如く描いている。たしかに、男性は女性から性的な報酬を得るために、自らを時に誇張し経済的な施しをする。女性だって、男性からの経済的報酬を得るために...
木嶋佳苗を正確に描けているかは、分からない。彼女の事を人殺しのモンスターとしてではなく、女性としての矜持や哲学をもつ、社会的性の象徴かの如く描いている。たしかに、男性は女性から性的な報酬を得るために、自らを時に誇張し経済的な施しをする。女性だって、男性からの経済的報酬を得るために、化粧をし、魅力があるように振る舞うのだ。双方が結果的に、少し騙されたまま目的のものを得たからと言ってそれはなにか問題だろうか。そうした事を考えさせられる。もちろん、木嶋佳苗は催眠薬を用い、練炭殺人をしたのだから、その点は言語道断。しかし、結婚詐欺だけで考えれば、これは随分と男女の利害を象徴するような犯罪なのだろう。木嶋佳苗をタレントのように描くのは誤りだが、事件そのものから、考えさせられる内容だ。
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