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ウール(下)
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ウール(下)
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商品レビュー
3.8
31件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
いろんなことがありすぎて気持ちが追いつかない。上巻に引き続き、狂言回しキャラが続々と死んでいく。。それだけこの世界が厳しいってことなのだけど、ジュリエットのタフさには驚かされた。 ルーカスはもうちょっと骨のある奴だと思ってたのに、思考停止して流されてばかりでがっかり。ジュリエットのこと想ってるんだったら、もうちょっと役に立つことしろよ!と思ってしまった。 バーナードが後継者を決めるくだりがあっさりしすぎていて、なんでそんなに信用できるの?と気になった。前から目をかけていたんだろうと脳内補完。 ジュリエットの最初の恋が秘密だった理由も気になる。続編で明かされたりするんだろうか。それとも単に昔から自由に何かをしたかっただけなのか。 ソロと子供たちが心配すぎる。水が抜けたら機械が錆びるのにどう対処するんだろう。メンテできる人がいなかったら排水したところで意味がないような…。 AppleTVで実写化されているようなので見てみたい。特に螺旋階段がどれくらいの幅で各階何段くらいあるのかがうまくイメージできなかったので、映像で補完したいな。
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おもしろかった。下巻はテンポがよく、サバイバルあり戦闘ありのディストピア映画を見ている感じ。場面が切り替わりながらキャラ立ちした登場人物たちが活躍する姿に、ページをめくる手が止まらなかった。 電気や無線など、わりとローテクな技術が活躍しているのが印象的だ。 この上下巻では明かされ...
おもしろかった。下巻はテンポがよく、サバイバルあり戦闘ありのディストピア映画を見ている感じ。場面が切り替わりながらキャラ立ちした登場人物たちが活躍する姿に、ページをめくる手が止まらなかった。 電気や無線など、わりとローテクな技術が活躍しているのが印象的だ。 この上下巻では明かされなかったサイロの謎がいろいろと残った。これは続編「シフト」への誘導かな。
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“サイロ”…冬の間の食料、凶作時の非常食などを目的とした保存庫 世界が何らかの理由で壊れてしまったあとに残った“サイロの中の種”とは人間 目に見える物、耳に聞こえる音、五感で感じられることがすべての狭い世界のなか、「外に出たい」の一言が犯罪となる社会がこの物語の設定 汚染され...
“サイロ”…冬の間の食料、凶作時の非常食などを目的とした保存庫 世界が何らかの理由で壊れてしまったあとに残った“サイロの中の種”とは人間 目に見える物、耳に聞こえる音、五感で感じられることがすべての狭い世界のなか、「外に出たい」の一言が犯罪となる社会がこの物語の設定 汚染された大気の世界で、地上ゼロ階・地下144階もの巨大建築物の「サイロ」内では、人類の存続に必要な環境循環を持続可能とする設計がなされている。 各階をつなぐ螺旋階段は、まるで永遠に同じ状態を続ける社会の象徴のよう……。 いつまでも海ばかりで目的地もなく漂い続ける「ノアの箱舟」のような状態の中、「維持する」ことだけを目的とした社会では、「希望」を持つことが罪となる。 恋愛、結婚、出産すら計画的に管理される「階層」社会。 そこで暮らす人間の心を操るものはなに? それでいて、カフェテリアのスクリーンに「外」を映し出しているのはなぜ? 物語はいきなり度肝を抜くエピソードで始まり、上下巻終わるまで怒涛の展開で埋め尽くされている。 主人公ジュリエットは、文字通り「息をつく間もない」ピンチに翻弄され挫けそうになるも、前に進む。 その姿はブルース・ウィルスも驚く逞しさで、思わずエールを送ってしまう。 「なぜこうなったか」は次作「SHIFT」で、 「このあとどうなったか」は次々作「DUST」で、明らかになるそう。 楽しみです。
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