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烈日 東京湾臨海署安積班 ハルキ文庫

今野敏(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川春樹事務所
発売年月日 2013/07/13
JAN 9784758437547

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商品レビュー

3.8

20件のお客様レビュー

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2023/02/01

『東京湾臨海署安積班』シリーズの第6弾。 女性刑事水野が班員として登場する「新顔」を始めとした8篇からなり、事件そのものより安積班の刑事たちの活躍振りを夏から冬にかけて描いたお仕事小説的な短編集。 「新顔」で新しく班員となったが女性ゆえ、安積班で異分子的存在の水野だが、「海南風」...

『東京湾臨海署安積班』シリーズの第6弾。 女性刑事水野が班員として登場する「新顔」を始めとした8篇からなり、事件そのものより安積班の刑事たちの活躍振りを夏から冬にかけて描いたお仕事小説的な短編集。 「新顔」で新しく班員となったが女性ゆえ、安積班で異分子的存在の水野だが、「海南風」では捜査を通じて異分子から仲間となる。 「開花予想」は、東都新聞社の山口友希子記者が主役。男社会の中で働く女性の悩み苦労を描いている。 表題作の「烈日」は、黒木と桜井が食あたりとなり、須田と村雨の二人の部長刑事が組んで仕事をするという珍しいパターン。須田と村雨との会話の応酬がそれぞれの性格を表し、なんとも面白い。 「逃げ水」は、安積に取材する山口記者と、警視庁音楽隊のパレードで騎馬隊に参加した水野に対する安曇野複雑な気持ちが綴られる。 「白露」は、若い桜井が警視庁のベテラン刑事と組むことで、捜査の基本を教わる。 「凩」は、交機隊の速水が活躍する。 「厳冬」では、風邪を引いた安積。彼の班の指揮を相良警部補がとることになり心穏やかではないが、班員の安積への信頼と、相良警部補の男気を知ることになる。

Posted by ブクログ

2021/12/21

今回も安積班の結束力が楽しい短編集 その結束力は新任の美人主任刑事がやってきても同じ もちろんその結束力は安積班だけでなく臨海署全てに、というか安積と関わる人全てが安積を助けたいと思ってるみたい そしてみながそう思うのが当たり前と思えるように安積が魅力的に描かれてるよね それか...

今回も安積班の結束力が楽しい短編集 その結束力は新任の美人主任刑事がやってきても同じ もちろんその結束力は安積班だけでなく臨海署全てに、というか安積と関わる人全てが安積を助けたいと思ってるみたい そしてみながそう思うのが当たり前と思えるように安積が魅力的に描かれてるよね それから今回は速水がなぜ安積が村雨や相楽に良い感情を持てないのかをバッサリ切って捨てる場面が印象的 なるほどそういうことか それにしても今野敏さんはドラマのオリジナルキャラクターを逆輸入しちゃうなんて凄い柔軟性 なんか感心しちゃった

Posted by ブクログ

2020/11/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編集でしたが、長編とはまた違った面白さを感じることができた一冊でした。「烈日」というタイトルに大きな意味があることが読み進めるうちにわかってきました。 収録されている短編はおそらく季節の順にならんでおり、一つ目の「新顔」の季節がわかりませんが、全編をとおして夏から冬の時期が描かれています。 相楽との確執(?)は相変わらずですが、実は安積の若かりしころが相楽の今に重なり、「逃げ水」では彼の中に安積自身が昔のがむしゃらであった自分を見るかのような視点が描かれています。 「白露」では、とある事件の捜査本部で桜井が組むことになった定年間近の福留という刑事もまたその職業人生を終えようとしている瞬間が、かつては仕事に夢中であったその時期を真夏にたとえる彼自身の独白と対比させたかたちで描写されています。 表題作の「烈日」でもそこに登場する下山検事が”秋霜烈日”の象徴であるかのようで、このように本作の随所に人生の最盛期、あるいは熱いプロ意識が描かれています。 これらを象徴するキーワードは、まさにタイトルの「烈日」にほかなりません。 また、ラストの「厳冬」では風邪を引いた安積を班のメンバー、また相楽までもがフォローする展開。がむしゃらに働いた若かりし頃とは対照的であり、人生の”真夏”を終え、”冬”の時期に差し掛かったともいえる状況。そんななか、彼自身の「厳冬も、一人でなければ、耐えられる」というセリフがこれまたいいんです。気候としての季節のみならず、人生における季節が夏から冬へとうつったさみしさを噛み締めつつ、でも心強い仲間と過ごす人生の味わい深さを実感できる一言です。 また、「開花予想」のラストシーンには感動、読み手であるこちらの涙腺をあやうく刺激されそうになりました。

Posted by ブクログ

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