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掏摸 河出文庫

中村文則【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2013/04/08
JAN 9784309412108

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商品レビュー

3.5

384件のお客様レビュー

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2024/03/26

一番、最初に思ったのは 「なかなか木崎と再会しないなー」でした笑 木崎は魅力的な悪のキャラクター性があって 木崎との再会からは、のめり込んでました。 まだ中村文則の作品は2作品しか読んでませんが、 「銃」と同様の暗くどこか現状に 自己陶酔してるような主人公が良き。

Posted by ブクログ

2024/02/17

「悪に染まりたいなら、善を絶対に忘れないこと」 演技の世界では悪役を(いかにも悪いやつ)として演じることで、そいつの「悪さ」が矮小化されちゃうという現象がままあります。 「俺は悪いんだぞ」と露骨に見せてくる人ほど「悪」としての深みはない。結果としての悪はあっても、「悪であろう...

「悪に染まりたいなら、善を絶対に忘れないこと」 演技の世界では悪役を(いかにも悪いやつ)として演じることで、そいつの「悪さ」が矮小化されちゃうという現象がままあります。 「俺は悪いんだぞ」と露骨に見せてくる人ほど「悪」としての深みはない。結果としての悪はあっても、「悪であろう」と演技すると、それは所詮「悪でありたい人」の演技であって、本当の「悪」ではないということ。 本当の怖さ、恐ろしさは善悪や理解の彼岸にある。 他者や世界は、二元論で簡単に片付かないはずなのに、人1人の理解や想像におさまらないからこそこの世は「戦う価値がある」はずなのに、ともすれば私たちは世界を、他者を「わかった」と思って生きることができてしまう。 それは、世界に対して目を閉じている状態のように思う。 目を開けば塔がある。 もしもそこに塔が見えたなら。それは本当の意味で世界をあるがままにとらえている証左なんじゃないかと感じた。 それは世界の与えるすべてを「刺激」として味わうことしかしない木崎には決して見えないものなのではないだろうか。 だからあの500円は、その望み通りに誤差を生んだと信じます。

Posted by ブクログ

2024/02/12

運命に支配されている人生が怖いと感じた。この資本主義社会には圧倒的な強者と上下関係が存在し、庶民はある程度決まった道を歩んでいる。どれだけ自分のスキルを磨き、超人的な何かを手に入れたとしてもその道から抗うことは難しい。この小説から、そこに恐怖を感じた。 今まで生きて来た中で考えた...

運命に支配されている人生が怖いと感じた。この資本主義社会には圧倒的な強者と上下関係が存在し、庶民はある程度決まった道を歩んでいる。どれだけ自分のスキルを磨き、超人的な何かを手に入れたとしてもその道から抗うことは難しい。この小説から、そこに恐怖を感じた。 今まで生きて来た中で考えたことのなかった部分に対して恐怖を抱いた。しかし、主人公は最後の最後まで自分のスキルを用いて抗った。美しさを感じるラストであった。

Posted by ブクログ

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