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一路(上)

浅田次郎【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2013/02/23
JAN 9784120044717

一路(上)

¥220

商品レビュー

4.2

63件のお客様レビュー

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2021/05/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『一路』というタイトルは、主人公・小野寺一路の名前と、参勤交代を差配して中山道を行く行程に掛けてある。 参勤交代の意味って、大名の財産を使わせて、反旗を翻すことのないように、ということだと思っていたけれど、この作品の中では違う。 「いざ、鎌倉」のように、いったんことがあった時に江戸に馳せ参じることができるように、軍事訓練としての行軍であると。 250年も過ぎて形骸化してしまった大名行列を、家伝の「元和辛酉歳蒔坂左京太夫様行軍録」のとおりに行わなければならなかった小野寺一路の事情とは。 不幸の上に不幸と不幸が襲う一路。 さらに本人の知らなかった不幸が次々明かされ…。 文武に秀でているとはいえ、参勤交代など初めての一路が御供頭としてそれを差配しなければならない。 唯一の部下もまた、初めての参勤交代。 お殿様は余りにも善人であり、自分の周囲でお家騒動が持ち上がっていることに気がつかない。 参勤交代で不始末を仕出かしてしまえば、一路が切腹してお家断絶するだけではなく、お殿様にもその火の粉が降りかかることになる。 という、がけっぷち道中でありながら、ちゃんとした道中記になっていて、さらにはぷっと噴いてしまう愉快なやりとりがあり、家臣たちの矜持が熱く、めっぽう面白くってならない。 流れ的にはハッピーエンドで終わると思うんだけど、この騒動がどう着地するのか、続きがとても楽しみ。 早く図書館に行けるようになるといいのに。

Posted by ブクログ

2018/05/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なかなか面白いです。 「超高速参勤交代」を思い出しました。 相変わらず時代背景の説明は、よく分からないのですが、一路の一生懸命に御役目を果たそうとする気持ちや、他の武士達のかっこいい武士魂みたいな気持ちが素敵だと思いました。 一生懸命な人には必ず誰かが助けてくれるのですね。

Posted by ブクログ

2017/04/01

手練れの文筆家、といったところか! ちょっと鼻に付く技巧、受けを狙いすぎだが、 これが浅田次郎の世界かな? 参勤交代の大変さは伝わってくる、

Posted by ブクログ

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