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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2012/07/19 |
JAN | 9784103970040 |
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残穢
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残穢
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商品レビュー
3.6
400件のお客様レビュー
怖いがどんどん繋がっていくのが面白かったです。別のことを調べていても、何ともとある家にたどり着いてしまうというのも巨大な怪異な感じがすごいゾクッとしました。
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小野不由美著『残穢』(新潮社) 2012.7発行 2024.3.26読了 数年前に新潮文庫で読んだことがあったが、最近、背筋さんのモキュメンタリー小説『近畿地方のある場所について』を読んで、もう一度この作品を読みたくなり、読んでみた。 大体のストーリーは覚えていたので、前回...
小野不由美著『残穢』(新潮社) 2012.7発行 2024.3.26読了 数年前に新潮文庫で読んだことがあったが、最近、背筋さんのモキュメンタリー小説『近畿地方のある場所について』を読んで、もう一度この作品を読みたくなり、読んでみた。 大体のストーリーは覚えていたので、前回感じたような新鮮な恐怖や驚きはなかったが、やはり何回読んでも傑作だと思う。 この小説を一言で言い表せば、「土地に染みついた穢れの歴史を辿る小説」になると思う。あながち間違った表現ではないと思うが、私は今回改めてこの小説を読んでみて、わたし自身の歴史について強い執着を抱いた。 と言っても、生家の穢れの歴史を暴きたいと一念発起したわけではなく、そうではなくて、わたし自身の系譜について、である。 私はなぜこの土地に生まれ、ここで育ったのか。この土地に移り住むまで両親はどこで暮らしていたのか。婚姻する前の両親の住所や本籍、職業、祖父母の代や曽祖父母の代はどうだったのか。 それを知ったからと言って何かが好転するわけでもないのに無性に知りたくなってしまったのだ。 この小説にも書かれていたが、おそらくこの手の因業をめぐる話は「自分たちの世界観を試されるだけ」なのだろう。これとこれの間にどのような因果を結ぶかは、結局、わたし自身が決めることなのだ。ポジティブに捉えるのも、ネガティブに捉えるのも、「誰でもない。私は私だ」と無関係を決め込むのも。 本書がそうであるように、過去の因果を辿ることにほとんど生産的な意味合いはないのだと思う。しかしながら、とことんやって無意味を悟ることで、ようやく前向きになれる、ということもあるのではないだろうか。障りに触れて人生を転がり落ちてしまう人も中にはいるだろうが、過去の因果と向き合わないといけない時期というものが大なり小なり人間にはあるのだと思う。 長い厄年の終わり頃には、きっと過去と決別しなければならない瞬間があるのだろう。 https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I023785277
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⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ 何度も読みたい 誰もいない部屋の中で、何かが揺れているような気がするーそんな些細な違和感から始まる実話怪談。超怖い話などの実話怪談好きがいたら、是非とも薦めたい。これは良質な作品だ。 著者が文化的風習に精通しているために、フィクションの話だと割り切れない嫌な...
⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ 何度も読みたい 誰もいない部屋の中で、何かが揺れているような気がするーそんな些細な違和感から始まる実話怪談。超怖い話などの実話怪談好きがいたら、是非とも薦めたい。これは良質な作品だ。 著者が文化的風習に精通しているために、フィクションの話だと割り切れない嫌な生々しさがある。 どこかで「事故物件を借りられなくなる」という評を目にしたことがあったが、それどころではない。普通の物件どころか、今己が立っている場所まで疑いたくなるような現実感がある。 ただ、沢山の家族の名前が出てくるので多少頭が混乱した。
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