美術鑑賞入門で読了 子供を教える先生がどのようにアート鑑賞を教えるのか？のHOWTOが中心だが、自主の鑑賞入門にも良い 簡単な美術史、思想史を足かがりにしつつ 鑑賞のための具体的な思考の手引きが載ってる。（これが凄く良かった） 1.私 私自身…作品に何を感じるのか？なぜそのように感じるか。私のジェンダー、人種は影響しているのか？ 私の世界…作品から何を思いだすのか？母国、バックグラウンドは自分の感じ方に影響してるのか？周りの人と似てる点と違う点は？ 私の経験は影響してるのか？ また、下記の2-3の点は単独＋『私』から見てどうなのか？ 2.対象…色、記号、表面、材料、プロセス、大きさ、空間、位置、時間 3.主題(テーマ)…内容、メッセージ、タイトル、ジャンル 4.文脈…いつ、どこで、誰が、歴史と現在 【困った点】 1.日本語訳が難解な部分がちょっと多い て、に、を、は　で？？ってなる部分もあって、厳密な訳には仕方ないんだけど、噛み砕いて読むのに時間がかかった。 2.読み解くための作品例が２つしかない。もう少し欲しかった。 借りて読みましたが、手元に置きたくなりました。

英語を訳した本ではあるけど、読みやすくはなってると思った。ところどころ難しいなと思うところはあったけど。 美術史と歴史の二つの文脈を合わせて考えようとする考え方や、哲学などの見識も織り交ぜながら、美術館を学習の場として活用することを述べていて面白いなと思った。 最後には、学校の先生に向けた手ほどきも丁寧に記載されていて、参考になるなと思った。 この本をもとに、勉強会開きたいね。